We are capable musicians。
先週末、いつもよりも穏やかだった気がしますが、大学入学共通テストが行われました。去年も、まあ晴天で風はなかったけどちょっと寒かった気がする。今年はあったかかったですよね、少なくとも九州は。
初めての「情報」なんて科目があって、受験生はいつもそうですが、そういう時代の流れとやらに翻弄されます。今年はちょっと易化?なんて言われていますが、本番はこれから。がんばってください。
トップの写真は英語リーディングの中の長文問題のひとつの出だしです。これまでにもとーきどきバンドマンがらみの問題が出てくることがありましたが、今回はなかなか胸が痛くなるものでした。
コンテストを間近に控えたバンド、キャッツカレーのリーダーがリハーサルを経て、なんかうまくいっていないのを思い悩む。このうまくいっていない理由を彼が気づいてメンバーに伝え、バンドの結束が固まったっていう話なんだけど。
この「We're playing for ourselves, not for the band!」。これはいろんな形があるんですよね。この話はここのスキルとしては上手いメンバーなのにバンドとしていまひとつっていう状況だから、メンバーが自分のことしか考えてないというのは「自分がちゃんとやって目立っていればいい」と思ってた、ということなんだと思うけど、あんまり上手くなくて「自分のことで精いっぱいで全体のことなんて考えられない」っていう場合もあると思うんです。まあどっちにしてもダメでしょうけどね。うちのバンドでもずっと「足して一(イチ)になるように」って言ってきたんだけど、さすが大学入試センター。ここで出たのはアリストテレス大先生の名言でした。「全体は部分の総和に勝る」…パーツを集めるだけでは機能しない。それぞれのパーツがその役割を果たして初めて全体が機能する。その時その全体はパーツの個々の機能を超えている。木と弦とピックアップとペグとブリッジ集めても何もならないけど、それを組み上げればギターとして個々のパーツを超えたものになる。うーむ。
もっとバンドが流行ってるときに出してくれたらいいのに(笑)。高校生たちはこの感じ、共有できたでしょうか?今はバンドよりダンスチームのほうが高校生にはわかりやすかったかも^^。興味ある方、今ならあちこちで問題見れますのでチェックしてみてください。