【クリエイティブディレクターの堤藤成 #01】もし右耳小耳症で生まれなければ、クリエイティブを仕事にすることもなかったと思います。
こんにちは。小野寺です。
このnoteは片耳が聞こえない15才、
中学三年生の君へ贈るメッセージです。
今回は大手広告代理店の電通や
スタートアップ企業のFEZで
クリエイティブディレクターをされている
堤藤成さんにお話を伺いました。
クリエイティブディレクターとは、
広告をつくる上でコンセプトを決めて、
制作の指揮を執る人のことです。
それでは、インタビューをどうぞ!
■小耳症ってなに?
――― 堤さんの小耳症について教えてください。
私は右耳小耳症で、右耳だけが
小さく変形をした状態で生まれました。
誰が見ても明らかに耳の形が違かったので、
髪を伸ばして隠していたのを覚えています。
小学校低学年のときに
耳の形をつくる手術を二回して、
パッと見ではわからないぐらいの
見た目にしてもらったんですけども、
耳の穴は塞がれたままなので
右耳はいまでも難聴です。
■どうして広告の道へ進んだの?
――― 自分の進路を決めたのはいつ頃ですか。
中学生のとき、将来は広告をつくる人に
なりたいと思いました。
もともとテレビCMが好きだったのと、
実は片耳難聴であることも影響しています。
当時読んだ本に、右脳を活性化する方法が
書かれていたんですね。
そこで「右脳を鍛えたいなら左半身を使う」
と学んだんですけども、
私は左利きで左耳だけ聴こえるので、
「自分は日常的に右脳を鍛えられてるぞ」
と思ったんです。
右脳ってアイディアを生み出す上で
大事だから、自分は広告をつくる人に
きっと向いているはずだと。
この思い込みの力が案外効いて、
大手の広告代理店である電通で
広告をつくる人になれました。
ですから、もし右耳小耳症で生まれなければ
クリエイティブを仕事にすることもなかった
と思います。
――― 具体的にどんなお仕事なのでしょうか。
電通ではテレビや新聞はもちろん、
WEBの広告まで幅広く制作をしてきました。
↓堤さんが制作した新聞広告
こちらの広告クリエイティブは
コンテストで最優秀賞に選ばれまして、
それが中学校の国語の教科書に
載っていたりもします。
いまはスタートアップ企業の
FEZに転職をしまして、
同じくクリエイティブディレクターとして
広告の制作や会社の広報をしています。
↓堤さんが制作したFEZのミッションムービー
これらの仕事で培ったスキルが、
いま取り組む「ソーシャルアクション」、
つまり社会のためになる活動に
繋がっているので、この道を選んで
とても良かったと思っています。
次回、そのお話をさせてください。
(続きは明日公開!お楽しみに!)
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