書くのが苦手な40代の医療従事者が副業でWebライターをはじめてみた話
わたしは40代の男性で、医療従事者(診療放射線技師)として、病院で働いています。
文章を書くことがもともと苦手で、学生時代はとくに国語が苦手科目でした。
しかし、副業としてWebライターを始めたことで、今では月に10万円を超える副収入を得ることもあります。
この記事では、Webライターを始めたきっかけ、直面した苦労、そして成長できた点についてお話しします。
きっかけ
わたしがWebライターを始めたきっかけは「在宅で収入の柱を増やしたい」という思いからでした。
医療従事者としての仕事には、やりがいを感じていますが、病院の仕事を増やすと家には帰れません。
「家族と一緒にいたいけれど、収入は増やしたい」という、わがままな願望がWebライターをはじめたきっかけです。
始めるまでの準備
「挑戦したい」と思いつつも、実際に行動に移すまでには、時間がかかりました。
日々の生活は何とか維持できていたため、新しい挑戦をするまでの一歩が踏み出せなかったのです。
インターネットで多くの無料情報を入手しながらも、文章を書くのが苦手なわたしが、ライター業を選択して本当にうまくいくのか不安で、なかなか行動に移せずにいました。
そんななか転機となったのは、藤原将さんのKindle『未経験から稼げる「書く副業」のはじめ方』を読んだことです。
この本から学んだことは、文章の得意・不得意にかかわらず、本業としての経験を活かし「今の自分の職業に就く方法」を書くことでした。
本を読みながら、Webライティングの基本技術を学び、自分の仕事(診療放射線技師)になるための記事を、noteに2本掲載できました。
自分がこれまでに行ってきたことついて書くだけだったので、書くネタには困らず、手が止まることなく記事が書けたのです。
この2記事をポートフォリオとして、ランサーズで自分でも書けそうな案件を探し、積極的に応募を開始したのが、わたしのライター業のはじまりです。
苦労したこと
あまり言いたくはありませんが、現在まで2年半続けてきたなかで、苦労したことは山ほどありました。
そのなかでも、大変だったことを2つ紹介します。
1つ目は、最初の案件獲得までです。
当然、最初は仕事がもらえず、応募するべき案件もよくわかりません。
そのなかでも、これは取りたいと思う案件には「報酬はいらないから、テストライティングを受けさせてほしい」と応募を続けました。
報酬なしでチャレンジできるのは、副業としてはじめた強みです。
もう1つは、記事を完成させるまでに、とにかく時間がかかることでした。
自分の仕事に関連する分野だったため、リサーチしている内容はわかるのですが、リサーチが不十分だったために、ソースの確認依頼や修正依頼が多かったのです。
当時は、時給換算すると約100円程度という低い水準でした。
それでも、自分の力で稼いだ経験には大きな充実感があったため、やめることは考えませんでした。
そして、根拠はありませんでしたが「このままやっていけば絶対のびる」と変な自信があったのも、低単価に挫けることなく続けられた要因です。
なぜそんな自信があったのかは、わかりません。
おそらく、やればやっただけ収入が得られる感覚が、あったからだと思います。
病院での仕事は、検査が増えてどんなに忙しくても、収入には反映されません。
がんばってもサボっても評価がかわらないことに不満があり、自分の力で収入を得たのが楽しかっただけかもしれません。
成長できたこと
ライター業が軌道に乗る過程で、とくに成長を感じたのは、コミュニケーションスキルと時間管理スキルの2つです。
Webライターとしてオンラインで業務を進めることは、新鮮で刺激的な体験でした。
Chatwork・Slack・Discordといったコミュニケーションツールを効果的に使いこなす方法、連絡にはすばやく返信して、プロジェクトの進行を滞らせないよう心がけるなど、多くを学びました。
「ボールを持ち過ぎない」という言葉の意味も、この仕事を通じて初めて知ったほどです。
時間管理のスキルに関しても大きな成長がありました。
当初わたしは、原稿を書く作業にはかなりの時間が必要で、まとまった時間を確保しなければ作業を進められないと考えていました。
しかし、時間は自分から積極的に作らなければ、ただ過ぎ去ってしまいます。
はじめは「副業だし時間がないのは仕方ないか」と割り切っていました。
しかしあるときから、仕事に対するアプローチが変わりました。
「時間の捻出に副業も本業も変わらない」
「今の生活環境で効率的に時間を管理できなければ、ライター業を本業にしても成功は難しい」と理解し始めたことがきっかけです。
収入が安定したのも、この考えができるようになったからだと思います。
気がつけば時間がないことへの負の感情はなくなっていました。
月収10万円を超えるまで
月収が10万円を超えるようになったのは、Webライターとして活動を始めてから約1年半後のことでした。
当初思っていたよりも時間がかかり、多くの努力が必要でした。
しかし、ゆっくりでしたが今までの実績のおかげで、今は高単価の案件に挑戦できています。
SEO記事執筆から始めたWebライティングですが、わたしの医療分野の専門知識を活かして、医療特化ライターとしての活動ができるようになりました。
月収10万円を超えてからは、さらなる収入アップを目指して、自己投資の一環として、スクールにも入会しました。
次なる挑戦はKindle出版です。
今後も、新しいジャンルへの挑戦を続け、幅広いスキルを身につけ、さらに収入の柱を増やしたいと思っています。
まとめ
わたしは、書くのが苦手な40代の医療従事者でしたが、Webライターの仕事をはじめることができました。
苦労も多くありましたが、今ははじめの一歩を踏み出せて良かったと思っています。
そして、新しいチャレンジをするのに「準備できてから」と情報を集めてばかりいても何も進まないことがわかったのも、大きな収穫です。
文章を書くのが苦手な方も、努力次第で成長できます。
今までの自分と違った景色がみえるので、きっとワクワクするできごとが増えるでしょう。
ぜひ、あなたもWebライターとして挑戦してみてはいかがでしょうか。
この記事を読んで疑問・質問などありましたら、ご連絡ください。特にこれからはじめようか迷っている方の力になれるかもしれません。