
英語学習にオススメのNetflixで観られる海外作品
こんにちは。ろんです。
「語学は時間をかければマスターできる。そうであれば、継続できるやり方を見つけることが大切」。
日本語が得意なイギリス人の友人の言葉ですが、その通りだと思います。そこで、Netflixで海外ドラマでも観て英語を勉強しようと試みるも、大抵ハマらないですね。余暇時間を削ってまで、「相席食堂」や「地面師たち」を差し置いてまで、観たい海外作品に出会える確率は10本に1本もありません。そもそも文化が違うので理解しづらいですし、勧善懲悪、ハッピーエンド的なストーリーは年齢とともに楽しめなくなりました。
そんな選り好みの激しい私でも、これだ!と思える海外作品にこれまでいくつか出会えましたので、今回は4本ほど紹介しようと思います。社会人になりたての頃は、英語学習の時間にあまり割けず、モチベーションも低下していましたが、行き帰りの電車で海外作品を視聴するだけで、TOEICの点数をキープしていました(TOEIC900点を3年間キープする方法)。
1. 「ラブ」(全シーズン3)
まずタイトルがストレートで好きです。ちょっと大人の歪んだ愛を描いたロマンスコメディです。主人公のガスは、表面上お人好しのオタクですが、(それ故に?)恋愛が上手くいかなくなると突然キレてしまったり、自暴自棄な行動に走ってしまいます。ヒロインのミッキーは、こちらも表面上ラジオ局で働く普通の女性ですが、アルコールやセックス依存症に悩まされています。そんな2人の恋愛が順調に進むはずもなく、個性豊かな登場人物とともに思わぬ方向に向かっていきます。舞台であるカリフォルニアのライフスタイル(ハリウッドやパーティーのシーン等)が随所に感じられるのも好きな所です。誰しも持っているヒトの二面性が、恋愛感情とともに浮き彫りにされる様子は共感できるシーンも多いと思います。
2. 「YOU -君がすべて-」(全シーズン4)
こちらもストーカー行為という意味では、歪んだ愛が描かれていますが、サイコスリラーというジャンルに分類されるみたいです。さらば青春の光の東ブクロさんがコロナ禍に観た作品としてYoutube内で挙げていました(東ブクロさんが好きそうな理由なんとなくわかります)。主人公のジョー・ゴールドバーグは、一見普通の青年ですが、実は愛に異常な執着心を持つサイコパスで、ニューヨークの書店で店長を務めています。書店に本を探しに来ていた作家志望の大学院生であるベックに恋をし、彼女を振り向かせるため、常軌を逸したストーカー行為に走ります。その過程で様々なトラブルを起こし、物語は”サイコスリラー”の方向に逸れていきます。観ていてモヤモヤすると言いますか、嫌な気持ちにもなりますが、怖いもの見たさでついつい観てしまうといった作品です。
3. 「お宝キング 〜ゴールディン流オークション術〜」(全シーズン2)
お宝鑑定団のアメリカ版といったドキュメンタリーです。米国屈指のオークションハウスの裏側を知れる作品になっています。持ち運ばれるコレクションは、スポーツ選手をはじめとする有名人のサインや私物、ポケモンカードやマンガ、ゲームソフト等、多岐に渡っており、ひょっとしたら自分の家のクローゼットにお宝が眠っているかもしれません。クレオパトラのミイラ化した腕をオークションにかけるのは、行き過ぎた商業主義だと思いましたが、古くはチューリップバブル~現代の仮想通貨バブル等、価格の乱高下は人を惹きつける魅力があります。オークション終了数分前のシーンでは、出品者の希望落札価格に届くか届かないかのギリギリのラインで入札が集中し、若干ヤラセ(身内からの入札)を疑ったりもしました。
4. 「ターニングポイント:核兵器と冷戦」(全シーズン1)
おじさんになると歴史好きになる傾向にありますが、このテーマについては特に今の世界情勢を考えるうえで、知っておいて損はないと思います。2022年2月になぜロシアがウクライナに侵攻したのかよく分かります。1945年に日本に原爆が落とされて以降、戦争のルールが大きく変わりました。ニューヨークのマンハッタンを一瞬で無にできるほどの破壊力を持つ核兵器が発明されたことで、世界は核保有国と非保有国に二分されました。核保有国同士の戦争は民間人への被害の大きさを考えると現実的ではなくなり、西側(アメリカ・ヨーロッパ等)と東側(ソ連・中国等)の代理戦争である朝鮮戦争(今なお休戦中)やベトナム戦争が勃発しました。ロシアウクライナ戦争も例外でなく、ゼレンスキーは長距離ミサイルの使用許可を求めて、わざわざホワイトハウスにお願いに来るほどです。プーチンは核の威嚇を繰り返し、NATO含めたアメリカは、ロシアのレッドライン(核兵器使用の基準)を見極めながら、慎重に長距離ミサイルの制限を緩和しています。ソ連崩壊後の核軍縮の潮流は、今また拡大に向かっています。
以上、今回は英語学習にオススメのNetflixで観られる個人的に面白いと思った海外作品を4本紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ろん