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新婚1年38歳、癌になる! #001

 タイトルの通りであるが、さらに属性を加えるのであれば「新婚1年38歳新築完成1カ月前、癌になる!」ということになる。

 とは言うものの悲観や絶望に打ちひしがれているわけではない。ただの胃癌である。ステージや転移を無視してしまえば、切って治る病なのだ。しかし、ただただ悔しいのである。

 何がかというと胃を切除してしまうと数年から一生、現在の量ほどの食事は摂れないというではないか。また、世界最高峰の高額医療費制度というものがあるといっても毎月10万円程度の支払いは発生してしまうのである。

 胃がなくなるというのにこの仕打ち、あまりではないか。そこで私は考えた。だったらこの闘病生活をインターネットの荒波に乗せマネタイズしてしまおう。そこで、白羽の矢が立ったのがこのnoteなのだ。

 と少しふざけてみたがこれはただの本音であり、建前の目的は世に出回る癌の記事があまりに悲劇的なもので溢れているため、少しでも大したものではなかった実例を残しておこうというものである。

 この非常に高尚な想いが微力であれ、現在闘病中の方や未来にこの記事を読む方の力になれば幸いである。目標は楽しい闘病生活日記である。見る人によっては不快な気持ちになるかもしれない。しかし、これが私の病との向き合い方である。ご容赦いただきたい。

 時には、苦しみに耐えられず嘆きの文章を投稿してしまうこともあるかもしれないが、それはまやかしである。平坦なストーリーに飽きて、内容に起伏を作り盛り上げようとする浅知恵だ。簡単に信じてはいけない。私とはそういう人間である。

 そういう人間ではあるのだが、一つだけ弱音を吐かせてほしい。手術をして1週間の入院そして仕事へ復帰、これが私の思い描いていた未来予想図だ。しかし、現実は入院は2週間、その後の仕事への復帰は早くて1カ月はかかるらしい。

 完全に舐めていた。博覧強記、数々のフィクション作品を修めた私の記憶の中では腹を切られても次の瞬間には傷口が癒えている猛者たちが数多くいた。しかし、私はそうはいかないらしい。非才な自分を呪うしかあるまい。

 現在は一日でも早く回復する方法を模索中である。とりあえず毎日Rー1を飲むことから始めた。免疫力は大事らしい。

 次回以降は、癌が発覚した経緯やその後のエピソード、現在は手術前なので術前術後の様子などを更新していきたいと思う。

 以下は本筋の内容は全く含まれていない。おふざけ程度のメッセージを書いてみた。私に興味を持ってくれた方は是非購入していただければと思う。後悔すること間違いないだろう。

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