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第7回 スティーブ・ジョブズの名言①〜数々の失敗を経て、新時代を導く革命をもたらした天才【名言と本の紹介エッセイ】
「自分もいつかは死ぬ。
それを思い出すことは失うものなど何もないということを気づかせてくれる最善の方法です。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
人は何も持たずに生まれてきて、言葉と思い出以外の何も持たずにいつかは死ぬ。
蓄財よりも、生きている間に何を体験し、何を成し遂げるか。
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「未来を見て、点を結ぶことはできない。
過去を振り返って点を結ぶだけだ。
だから、いつかどうにかして点は結ばれると信じなければならない。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
色々なものに興味があって手を出してみるのは良いこと。
経験してきたことが、将来結びあって大きな仕事になる。
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「墓場で一番の金持ちになることは私には重要ではない。
夜眠るとき、我々は素晴らしいことをしたと言えること、それが重要だ。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
確かに、お金や物はある程度生活を豊かにしてくれる。
しかし、あの世まで持っていけるのは、人と交わした言葉と思い出だけ。
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「イエスではなくノーということだ。
何をしないかを決めることは、何をするのかを決めるのと同じくらい大事なことだ。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
ジョブズは選択と集中を大事にしていた。
シンプルさを極めるために、やる必要のないことを躊躇なく切り捨てる勇気が成功の要因に。
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「この地上で過ごせる時間には限りがあります。
本当に大事なことを本当に一生懸命出来る機会は、2つか3つくらいしかないのです。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
色々なものに興味があるのは良いこと。
ただ、人生の時間は有限。
本当にやりたいことに熱中するためには、選択と集中も必要。
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「私が一番好きなものはお金がかからないもので、誰もが持っているものだ。
そして、それは世の中で一番素晴らしいものなんだ。
それは、『時間』なんだよ。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
多くの人に惜しまれつつ早世してしまったジョブズだからこそ説得力がある言葉。
時間を有効に使おう。
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「2本の二塁打より、1本のホームランのほうがずっといい。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
類似製品やサービスで溢れる現在の成熟市場では、ありふれていて尖った特徴のない商品を開発して提案しても、売れないことが多い。
渾身の独自性ある商品を開発して、ニッチ市場を攻めた方が良い。
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「成功と失敗の一番の違いは、途中で諦めるかどうか。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
彼は自分が作ったApple社から一度追放されている。笑
それでも彼の諦めない姿勢を世の中の方が見捨てなかった。
常に顧客目線で良質な顧客体験を追求し続けた彼のこだわりこそが、時代に変革をもたらした。
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「顧客が求めているものを、ただ聞いて、与えようとしてはだめだ。
人びとは、常に何か新しいものを求めている。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
あっと驚くような新製品開発でなくても、少しでもいいからお客様のご希望を上回る提案をしたい。
ただの御用聞きで終わるのはもったいない。
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「勇気をもって信念と直感に従おう。
その二つはあなたが本当になりたいものをなぜか知っている。
それ以外は二の次だ。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
考えに考え抜いて迷った時は、潔く、勇気を持って自分の信念と直感に賭ける。
それまでの人生経験を信じる。
決して人のせいにはしない。
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「この地上で過ごせる時間には限りがあります。
本当に大事なことを本当に一生懸命出来る機会は、2つか3つくらいしかないのです。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
彼は惜しまれつつ早世した。
命の時間に限りあることを実感した彼だからこそ、本当に大切なことをやれる時間も少ないと悟った。
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「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことは本当に自分のやりたいことだろうか?」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
人生の時間は有限。
後悔のないよう過ごしたい。
第一歩は、今日やる予定の意義を自分に問いかけてみること。
果たして自分の人生に必要なのか?
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「一つのことを一生やり続けられると確信する日がくる。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
上手いか下手かではなく、自分が熱中して一生やり続けられるものに出会えることが幸せ。
やり続けていくうちに上手になっていくので、周りの人も次第に認めてくれるようになる。
好きこそ物の上手なれ。
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「最も重要なことは、君たちの心や直感に従う勇気を持つことだ。
心や直感は、君たちが本当になりたいものが何かを、もうとうの昔に知っているものだ。
だから、それ以外のことは全て二の次でいい。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
たまには自分の本当の心の声に向き合う時間を設けてみよう。
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「最も重要なことは君達の心や直感に従う勇気を持つことだ。
心や直感は君たちが本当になりたいものが何かをもうとうの昔に知っているものだ。
だからそれ以外のことは全て二の次でいい。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
私は素晴らしい名言や本を多くの人に伝えたい。
だからツイートをする。
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「シンプルであることは、複雑であることよりも難しい。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
文章を長く書くよりも、ポイントだけを煮詰めて、短く要約して書く方が難しい。
説明も、短く端的な言葉で理解してもらえるように話す方が難しい。
日頃から情報を付け足すよりも削ぎ落とす練習を。
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「細部にこだわる。
それは時間をかけてもこだわる価値のあるものだ。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
「神は細部に宿る」を実行して大成功したのが彼。
そのこだわりは凄かった。
しかも、常にユーザーのためのこだわりであり、独り善がりではない。
ついていけない社員も多かったようだが。笑
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「すばらしい仕事をするには、自分のやっていることを好きにならなくてはいけない。
まだそれを見つけていないのなら、探すのをやめてはいけない。
安住してはいけない。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
好きこそ物の上手なれ。
何事も素晴らしい成果を生み出すには好きを継続することが必要。
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「"集中する”というのは、集中すべきものに『イエス』と言うことだと誰もが思っている。
だが本当はまったく違う。
それは、それ以外のたくさんの優れたアイデアに『ノー』と言うことだ。
選択は慎重にしなければならない。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
選択するには切り捨てる勇気も必要。
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「これから出会う点が、将来どうにかして繋がると信じるんだ。
何か信じるものを持つことだ。
直感や運命、人生、カルマ、なんでもいい。
それで失敗した試しはない。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
信じることができるものがあれば、今やっている様々なことに前向きな意味を見出せるだろう。
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「偉大な仕事をする唯一の方法は、あなたがすることを愛することだ。
まだ見つかってないなら探し続けろ。
落ち着いちゃいけない。
まさに恋愛と同じで、見つかればすぐにそれと分かる。
だから、見つかるまで探し続けろ。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
好きこそ物の上手なれ。
熱中しよう。
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「顧客に欲しいものを聞いて、それを与えるだけではいけない。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
顧客が望むものを聞いてそれを与えるだけでは、顧客の反応はおそらく「ふーん」止まりだろう。
顧客の予想を良い意味で超える+ αを提供していきたい。
それが顧客のファン化につながるだろう。
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「何を捨てるかで誇りが問われ、何を守るかで愛情が問われる。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
何かを捨てるには勇気ある決断が必要。
勇気ある決断ができるかは何を誇りに思うかにかかっている。
手元に何を残して守るかは一番愛情を抱いているものに限られる。
愛着あるものに囲まれたい。
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「どんなマーケティングでも、駄作をヒットさせることはできない。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
ドラッカー曰く、マーケティングとは売込みを不要にするものであるとのことだが、良いものを作らないでいいわけではない。
あくまでベースに良いもの作りがあってマーケティングが活きる。
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「美しい女性を口説こうと思った時、
ライバルの男がバラの花を十本贈ったら、君は十五本贈るかい?
そう思った時点で君の負けだ。
ライバルが何をしようと関係ない。
その女性が本当に何を望んでいるのかを見極めることが重要なんだ」
スティーブ・ジョブズ
顧客の真意を見極め、フィットさせる。
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「安全にやろうと思うのは一番危険な落とし穴なんだ。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
安全策ばかり取ろうとすると、必要な冒険的手段をとることができなくなる。
選択肢がかなり狭まってしまい、目標達成からは遠ざかる。
時にはリスクをとって、大きく踏み出すことも成長には不可欠になる。
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「細部にこだわる。
それは時間をかけてもこだわる価値のあるものだ」
Apple創業者・スティーブ=ジョブズ
店のドアノブ一つにもこだわりを見せた。
お客様の目に入るもの全てに配慮した。
その全てに伝えたいメッセージや世界観が統一感をもって示されているかに注意した。
ブランドは細部に宿る。
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「これから現れるであろう点と点を事前に繋ぐことなんてできない。
それは後になって初めて分かることだ。
これから出会う点が将来どうにかして繋がると信じるんだ。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
熱中できるものはとにかくやってみる。
その経験が点になり、他の点と合わさって力になる。
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「私がアップル社の経営者ならマッキントッシュをできるだけ利用する。
そして次の実りある事業に取りかかる。
パソコンを巡る戦争は終わった。
済んでしまったことなのだ。
米マイクロソフト社がずいぶん前に勝利を収めたのだ。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
結果にはいつまでも固執しない。
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「僕は全力で心の奥底にあるものを表現しようとした。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
ジョブズの凄さの1つは、自分が表現したいもの、実現したいものへのこだわりの強さだろう。
彼のそのこだわりがなければ、今のiPhoneは生まれていなかったかもしれない。
彼は自分の心の声に正直だった。
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「旅の過程にこそ価値がある。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
時価総額世界1位の企業を作った彼は、もちろんお金持ちになった。
しかし、惜しまれつつ早世してしまった彼からすると、人生の意味はお金持ちになるという結果ではなく、人生で経験した様々なプロセスこそが大事だとのことだ。
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「『顧客が望むモノを提供しろ』という人もいる。
僕の考え方は違う。
顧客が今後、何を望むようになるのか、それを顧客本人よりも早くつかむのが僕らの仕事なんだ。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
顧客ニーズを真摯に聞いた上で、それを超えるものを開発する。
潜在的なニーズを創造する。
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「前に進もうとし続けなければ、イノベーションは生まれない。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
前進し続けるためには、自ら道を切り開いていく必要がある。
様々な困難や葛藤が待ち受けている。
それらを乗り越えるために知恵を絞る。
出てきた知恵のうちのいくつかが、新たな時代を作る。
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「技術は短期間で廃れるが、生み出された物語は、何十年、何百年と受け継がれていく。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
ルイ・ヴィトンにはルイ・ヴィトンの、フェラーリにはフェラーリの、AppleにはAppleの、それぞれ他では真似のできない物語がある。
その物語性に固定ファンはついてくる。
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「学び続けてください。
いつでも学ぶべき"one more thing"があります。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
学び始めてみると、まだまだ知らない事や、もっと知りたい事がある自分に気づくから面白い。
奥が深いからこそ、止められない楽しさもある。
なお、学ぶほど、自分はまだまだだと思う。
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「フォードだって苦しんだ時期があった。何でもする。
便所掃除だってするさ。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
成功した人や企業にだって苦しい時期はある。
それを思えば、今の困難や葛藤は自分を成長させてくれるためのきっかけになるかもしれない。
ジョブズのように、何でもしてみよう。
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「イノベーションを起こそうとすれば、時々は失敗してしまう。
最も良いのは失敗をすぐに認め、イノベーションの改善に取り組むことだ。」
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
イノベーションに限らず、上達のためには失敗をすぐに認める姿勢と改善が大切だと思う。
意固地になってもしょうがない。
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時価総額世界一のApple創業者・スティーブ・ジョブズの人生を面白いストーリーにしているのは、圧倒的な成功体験だけではない。
むしろ、自分で作った会社なのに追い出される(笑)といった挫折を味わい、様々な葛藤を乗り越えて、成功したプロセスの点が大きいだろう。
彼の魅力は不器用な人間らしさ。
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経営者自らの名演説は、有力な企業ブランディングになる
スティーブ・ジョブズのiPhone発表会における伝説のプレゼンは有名。
日本人の特性なのだろうか、「人前で1人しゃべりをする」ことに十分な準備をして臨む経営者さんは少ない。
SNSが発達した現在、中小企業にとって有力な訴求手段になる。
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効果的なストーリーテリングを実現するものは、周到に練られた準備。
スティーブ・ジョブズがiPhoneの発表のために準備した時間は、スタッフも含めれば延べ数百時間と言われる。
会場を貸し切ってのリハーサルは2日間。
今やプレゼンのお手本と言われる伝説のスピーチは周到な準備によって実現した。
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最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
名言と本の紹介第7回目は、ITで時代を変えた天才スティーブ・ジョブズを取り上げてみました。
今回、私・戦略マスター頼朝の過去のスティーブ・ジョブズの名言に関するツイートをまとめてみたのですが、その名言の数の多いこと多いこと。笑
彼の巨大な成功に脚光が集まりがちですが、よくよく調べてみると、様々な困難や葛藤、そして挫折を経験してきた人でもあります。
それだけに彼が発する言葉には、説得力と共感が生まれるのでしょう。
スティーブ・ジョブズの発言内容には名言が多いのが頷けますね。
最後に、彼の言葉の一つひとつを彼の人生と照らし合わせてみますと、スティーブ・ジョブズもまた1人の人間であったことが分かります。
個人的には、晩年の彼の方が好きだったりします。
死期を悟ってからは人間らしい面が大きくなっていったように見えるからです。
そういった人間らしい一面も含めて、おそらく、今世紀で最も世界の人々にインパクトを与えた人物として記憶される人ではないでしょうか。
これからも、人生を生きる上で役に立つ名言と本をご紹介して参りたいと思います。
この試みに共感して下さる方は、応援して頂けますととてもありがたいです。
それでは今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
戦略マスター頼朝