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ron.204
2022年7月27日 08:04
梅のライトアップは盛況だった。梅の木の枝にガラスの容器が吊り下げられていて、その中でロウソクが揺らめいていた。揺らめていているように見えるLEDライトだろうと思っていたら、本当にロウソクだった。自然の力で生み出された光は儚く、幻想的だった。点火係のひとはさぞ大変だろうな、とその美しさの舞台裏を想像する。ダウンコートに身を包み、まだまだ寒さが残るなかで、淡いピンク色の花は、私に春
2022年7月18日 16:31
お寺を出て、歩いて夫の予約してくれているフレンチレストランまでなだらかな坂道を歩いた。お洒落な店構えのお店は、なんのお店だろうと2人で覗き込むと、オーダーメイドの靴屋さんだった。自分にぴったりの靴、それはとても素敵な響きだった。ふたたび坂道を登りながら、さっきのお店でのオーダーメイドの靴はいくらくらいすると思うか、という正解のないクイズで盛り上がった。10万円くらいでしょうか。い
2022年7月11日 08:19
梅の木にとまる、ウグイスの写真が夫から送られてきた。「今日、梅の下見をしてきました。週末にはちょうど見頃だと思います」私との約束のために時間を作ってくれていることが嬉しくて、また楽しみになった。それぞれの希望を伝え合った結果、お寺を見学し、夜ごはんを食べ、梅のライトアップに行くというプランになった。当日、夫は待ち合わせ場所までいつもの車で迎えに来てくれた。「今日は駐車場を予約し