イデアルの像・逆像〈龍孫江の環論道具箱〉
剰余環を導入し,準同型定理,および普遍性を用いた特徴づけを紹介しました.続いては剰余環のイデアルについて考えていきたいところですが,より一般に準同型のイデアルの関係から観察します.
命題1(イデアルの逆像)
$${f \colon A \to B}$$を準同型とする.$${B}$$のイデアル$${J}$$の逆像$${f^{-1}(J)}$$は$${A}$$のイデアルである.
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