環論道具箱ダイジェスト(11~20回)
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第11回 環の同型
環の同型を「(準同型の中に)逆をもつ準同型」として定義し,実は「全単射である準同型」でよいことを示します.
第12回 準同型の核
環の同型を「準同型かつ全射かつ単射」と考えるとき,単射性を測る尺度といえる準同型の核を紹介します.
第13回 準同型の計算
準同型の例を計算します.
第14回 イデアル
準同型の核がもつ性質を抽出して,「どんな部分集合が準同型の核となりうるか?」に応えるべくイデアルを定義します.
第15回 単項イデアル
最も基本的なイデアルの例として単項イデアルを導入し,整数環$${\mathbb{Z}}$$のイデアルがすべて単項イデアルであることを示します.
第16回 イデアルと可逆元
(単項)イデアルが環全体に一致する条件を「可逆元を含む」として特徴づけ,特別な環である体を定義します.
第17回 イデアルの交叉
イデアルの交叉がイデアルになること,イデアルの合併は必ずしもイデアルにならないことを紹介します.
第18回 イデアルの生成系
イデアルの生成系を定義します.カギとなるのは「与えられた部分集合を包む最小のイデアルが存在すること」です.
第19回 イデアルの和
イデアルの和を導入します.有限ならばさほど問題はないですが,無限和は少し注意が必要です.
第20回 部分環
イデアルとは異なる重要な部分集合である部分環を,1を含み,加法及び乗法について閉じているものと定義します.
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