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ビールがうまいのは、、、

「昼のセント酒」久住昌之作

この本を読むと、誰もが昼間の銭湯に行きたくなる。そして、風呂上がりのビールが飲みたくなる(お酒が飲める人は)。ページをめくりながら、自分も銭湯に行った気になり、喉が渇く。本当にそうなる。そのくらい、描写が上手い。くうぅぅ。私も、そんな描写書きた~い。


「孤独のグルメ」でも有名な久住さんだもの。当然と言えばそうなんだけどね。兎に角、プロは、やはりすごい。

この本を読むと、確かに、人が働いている時の後ろめたさを抱えながらの銭湯は、いい。そして、昼間から飲む後ろめたさも、いい。後ろめたさを二つも抱えれば、ビールがうまくなるのも当たり前かも。

しかしここで思うのは、私なら、喉が渇いているとか、久しぶりのビールとかそういうことではなく、目標が達成されたり、仕事が上手くいったり、心が満足した時の方が断然ビールがうまい。

あの言葉良かった、ポイント外さずに言えた、聞いていた人がみんな感動していた、、、、。良かったことが、ビールをこよなくうまくする。

自分の良かったところをつまみにビールなんて。自己肯定感の高さなのか?

ビールを飲むときまで自己評価なんて、私は自分に厳しすぎるのか?

もちろん、焼きたての餃子にキンキンに冷えたビール(個人的に好きなので)、運動の後のビール、旅行に行った時の夕食時のビール、うまいビールは数々ある。

それでも、やっぱり、成し遂げた喜びの後のビールが飲みたい!!


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