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サイゼで読書。1月9日の日記

昨日の夜中、寝る前に少しだけ読もうと、『文学界』12月号掲載の鴻池留衣『わがままロマンサー』を読み始めたら、めっちゃ面白くて、止まんなくなり、朝まで読み続けてしまった。160枚の中篇で数時間で読み終える長さなので、ついつい。こんなに面白くてどんどん先を読みたいと思わせてくれる小説は久々。文章もとても読みやすい。私、少しでも展開がもたついたり、読みにくくなったりすると、その時点で読むのを中断してしまうのだけど、この小説は中だるみもなく、ほんとに一気に読めた。セクシュアリティ、ジェンダー、BL、異常性愛、文芸界、ネット社会、ポリコレといったあたりがテーマ。ここに出てくる要素がいちいち私の大好物なものばかりだし、登場人物も全員ぶっ飛んでいて面白い。後半にかけてどんどん予想外の出来事が起き、終盤一気に畳みかけてくる怒涛の展開とか、もうほんとに好みだった。単に私の好みというだけでなく、調べてみるとこの作品、かなりの高評価。芥川賞候補にならなかったのがおかしいほど。この作家、面白いな。ほかの作品も読んでみよう。

朝5時くらいに寝て、13時くらいにベッドを出る。やばい、どんどん逆転していく・・・。天気が良かったので、出かけることにする。本を一冊持って、サイゼリヤへ。

赤ワイン250mlデキャンタ、キャベツとアンチョビのソテー、チキンのチーズ焼きを頼む。これで900円。

サイゼリヤはいつもの休日よりもおひとり様率が高かった。通された席もゆっくりできる場所だったのでよかった。ほかのおひとり様も、デキャンタのワインを飲んでいる人が何人か。ほんと、ワイン安いよな、サイゼは。

食べ終わったあとはワインを飲みながらゆっくり本を読む。島本理生『Red』。これは長い小説。3時間ほど読んでいたがまだ半分もいかない。少しずつ読もう。

気が付いたら18時になっていたので、店を出る。ドラッグストアとスーパーで買い物して帰る。

お風呂に入り、ゆっくりネット。さ、これからなにをしようかな。

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