人間関係の対立を客観視するコンフリクトマネジメント
この記事は、職場での関係に悩む人向けに書いています。上司,同僚との関係に悩む人に役立つ内容になっています。
結論
・自分の中の歪んだストーリーに気づこう
・”30秒”の間でストーリーを正そう
自分の中の歪んだストーリーに気づこう
職場で人と衝突したり、周りの人に予期せぬ問題を起こされた時は、自分の中に生まれる歪んだストーリーに注意しましょう。
例えば後輩が作った資料が誤植だらけだった時、担当PJTのシステムに障害が起きた時、どう感じますか?
誤植があるのは後輩の怠慢だ。システム障害はエンジニアが手を抜いたからだ。と思う時があります。このような思いは、対象人物との関係を難しいと感じている時ほど起こります。
これまで一度も遅刻したことがない友人が遅刻すると、”事故にあったのではないか?”と不安に思いますが、これまでも遅刻したことある友人の場合、”寝坊かな?”と考えがちです。
このように、問題が起きた時私たちは相手との人間関係によって歪んだストーリーを作りがちである事を心にとめましょう。
”30秒”の間でストーリーを正そう
上記のような歪んだストーリーは、問題が発生してから”30秒”で表面に出てきます。実は対象人物に対する不信感や疑念はその前から頭の奥にあるのですが、、、問題発生によってそれらは一気に顕在化されます。
例えば自分の企画書を上司に酷く批判された時、もともとその上司との関係に難しさを抱いている場合、”この上司は私の事が嫌いだから、このように批判的になっているのでは?”という考えが最初に出てきます。
しかし、実情は違うかもしれません(多くの場合、違うでしょう)。上司も社内で大きなプレッシャーを受けており、余裕を失っているのかもしれません。
問題が発生した場合、最初の”30秒”の間で自らの歪んだストーリーを認識し、”何が真実なのか?”と客観的に捉えるよう頭を切り替えましょう。
以上です。本記事が皆さんのお仕事に役立つと幸いです。