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夫婦喧嘩を防ぐコンフリクトマネジメント

この記事は、結婚してから喧嘩しがちな夫婦に向けて書いています。夫婦関係に不満があると言う方にお勧めです。

結論
1.妻は愛を求め、夫は尊敬を求める
2.妻は沈黙を敵意とみなし、夫は不満を侮辱とみなす

1.妻は愛を求め、夫は尊敬を求める

まず前提として知るべき事があります。それは、妻は愛される事がニーズで、夫は尊敬される事がニーズという事です。

妻と夫でニーズは大きく違います。

ワシントン大学で2000組の夫婦を研究した結果は、円満な夫婦関係を根底に愛と尊敬があったそうです。(逆に円満ではない関係の根底には、後述する軽蔑があったそうです。)

もし妻が自分が望むように夫を愛しても、夫から良い反応が返ってくる事は多くありません。同様に、夫が妻に不満を抱いても伝わる事はありません。それぞれのニーズが異なる為です。

まずは、夫は尊敬を求めている事、妻は愛を求めている事を知りましょう。

2.妻は沈黙を敵意とみなし、夫は不満を侮辱とみなす

夫婦はそれぞれ異なった価値観で接しています。

例えば、「着る服が無い」といった時、妻にとってそれは「新しい服が無い」という意味ですが、夫にとってそれは「清潔な服が無い」という意味です。

夫婦の見方はとても大きく違い、その違いが顕著にでるのが喧嘩する時です。

妻が不平や不満を言うのは、”愛されたい”という思いから来ていて、思いを知って貰う為に話しています。しかし、夫はその不平不満を「なぜそんな事を言われないといけない」と侮辱された気持ちになります。

そして、我慢できなくなった夫が何も喋らなくなったり、ちょっと外に出たりするのは、”尊重してほしい”という思いの表れですが、妻は「愛したくない」と大声で叫ばれたような気持ちになります。

夫にとって不満は侮辱で、妻にとって沈黙は敵意です。(その状態で、夫の職場に仕事ぶりを評価する女性の同僚がいたり、妻に密かに好意を寄せる男性がいたら、、、、関係がとても危うくなります。)

男女は別々の生き物と言いますが、まずは根本的にニーズが違う事、それぞれのメッセージの根底にニーズが表れている事を知りましょう。

この記事は円満な夫婦関係に繋がると幸いです。

また、本記事は以下の本を参照しています。

愛されたい妻と尊敬されたい夫 単行本 – 2010/3/15