なぜ他人は話を聞かないのか?
突然ですが、面白い話してますか?
僕は...
💮💮💮してます!💮💮💮
人の話を聞いて聞いて聞いて、相手の関心を突くような話をしてますとも。だから友達も多いし仕事もうまくやれてる。
って勘違いをしてる。みんなと同じ様に。
自分では人の話を聞いているつもりだけれど、人の話がつまらないと思った瞬間に自分の話を始めてしまってる。
「喋ってください」と言われて喋るのはいいけれど、それ以外は全てダメ。たったそれだけのルールをみんな守れてない。
本当はなかなか誰もつまらない話なんてのはしない、どんな人の話もよく聞いたら面白い話ばかりだ。人がつまらなそうにしていたら話す意味なんてないし、聞いてなさそうだなと思ったら普通は話をやめる。
人が話をしてる間はいつだって「自分は面白い話をしている」というつもりになってる。
けれど現実はつまらない話を延々と聞かされることの方が多い。自分がつまらなそうにしているのを気づいてもらえない。前に聞いた話を何度も繰り返し聞かされたり、知ったこっちゃないような自分語りを聞かされたりする。
「お前の話はつまらないぞ」という本心を隠して適当にウンウンと相槌を打っている。
それは楽しくないタイプのコミュニケーションだ。
良いコミュニケーションはお互いが楽しむから良いコミュニケーションだ。片方がつまらなそうにしていると、勝手に会話はつまらない方向に流れるし、つまらなそうにしていることは伝わってしまう。人間は察しがいい。
だからこそ「お互いが楽しめる話」は重要だ。
相槌が大事だとか、聞き手に徹するとかも大事だけれど、実際に楽しいコミュニケーションはお互いが楽しく盛り上がれる話題というのは必須の条件になる。
人がつまらなそうにしてたら話題を変える。
話が盛り上がる話題を探す。
なんだかんだ言ってもみんながまず一番初めに理解してることが結局自分のためには必要なスキルなんだと思う。
ネットの記事を見てると「何よりも聞き役が大事だ」なんて書いてあるけれど、それはあくまで相手が気持ちよく喋るためのスキルでしかない。
それじゃ自分は楽しくないし、つまらないという感情は話をつまらない方向へどんどん向かわせてしまう。
他人が話を聞いてくれないのはまず「その話を今するべきじゃない」からだ。面白い話題なんて無数にあるんだから、もっと別の話題を持ってくればいい。自分が話したい話題のなかから相手が話したい話題を見つければいい。
人が話を聞いてくれないのはそりゃもう話がつまらないからだし、そんな話よりも自分の面白い話を聞かせたい気分になってる。それはもうお互い様だ。
自分の話したい話は、その話を聞いてくれる別の人のために取っておいて、今目の前にいる人のために別の話題を探す。「聞き役が大事」っていうスキルを考えすぎて、「話題が大事」っていうもっと根本的な問題を忘れちゃいけない。