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【新規作成】MOTアニュアル2024 こうふくのしま 東京都現代美術館

東京都現代美術館が毎年開催している新進の作家によるグループ展示。
結構、見てきてはいる。
しかし数年前はテーマが重過ぎて見るのを避けてしまった展示もあった。(臆病者なので出来れば美術館であまり落ち込みたくないのだ)


今年度はこの4名。


今年は意を決してチャレンジ。
結果は「観てよかった」。

気になった作家さん。

臼井良平

展示室にカーブミラーを見た瞬間に「あ、路上だ、これは期待」と見始めたら、まぁ〜面白く。
よくある風景を作品に落とし込んでいる。


カーブミラー!


考現学じゃないか!
が、ただ、それだけではない。
キャプションをよく見ながら違和感の原因を見つけて楽しんで欲しい。

最高の空間だな。
奥のブルーシートもまた。すごく笑った。
わかる。こういう路上。わかる。
一瞬、富井大裕さんのチリトリ思い出した。


鑑賞のヒント、と言うならば「令和の三島喜美代」と言っていいかも知れない。

おっもしろいなぁ…大好きだ。

パンのアレ。家族全員、正式名称を言えず。
これも作品、なはず。


ただ、多くの人が足早に展示室を通りぬてけいたので、どこまで趣旨が伝わっているかは不明。
もう少し、ヒントがないと結局「現代美術は難しい」と言われてしまうのではないか、と。

まぁ、「何だこれ」→「?よくわからん?怒」
で終わるのも美術だし
「何だこれ?」→「!これは!」となるのも
人それぞれ、感じ方は自由だから心配なんてしなくてよいのか。

庄司朝美

パッと見た時は不気味さを感じたのだが、それが解ではなく。
展示室に不自然に置かれたNikonの双眼鏡を一体どれくらいの人が手に取ったのだろう。

誰の忘れ物だろうかね。


こういうものがあると、好奇心が勝つので、無遠慮に触って持ち上げて覗き込んで展示室をグルグル双眼鏡で覗いて見たら…

あ、となった。

こういうことがあるから、自意識なんか捨てて好奇心の赴くままに行動するのも良いものと思う。


後から合流した家族。
バードウオッチングが趣味の次男、双眼鏡の扱いが別格。きれいなガニ股。


CK(ちょっと 怖い)



これからも楽しみな作家がいる。
年始に希望が持てた。
そう言えば、どハマりしている富井大裕氏も、このMOTアニュアル2011で出会った作家だ。

これからも、今回出会った方々の作品をどこかで見るのを楽しみにしている。

あーあ。あるあるな光景。

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