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美術館めぐり2022 松濤美術館 白井晟一入門 第2部 Back to 1981 建物公開

2022.1.10
松濤美術館 白井晟一入門 第2部 Back to 1981 建物公開

松濤美術館の建築デザインを行った白井晟一氏についての展示。第一部は資料中心、第二部は松濤美術館たてものそのものにスポットを当てた。展示物を見せるのではなく、ガワ、ハコを見せる展示。
一昨年の世田美のスケルトン公開も記憶に新しい。
松濤美術館といえば、私は禅画の展覧会であの円形会場で山下裕二氏の解説に初めて出会い日本美術の面白さに目覚めた場所である。

しかし良い展示も多々行われているのだが、どうしても情報の拾い漏れが起き、あっと気がついた時には会期終了が起きている。
他館であまり展覧会チラシを見かけないのだ…

そもそも狭く、制約の多い土地と地域にどうやって区民のための美術館を作るのか。
建築を独学でやってきた、言わば建築の素朴派の白井氏。この独特な存在感は白井氏しか作れなかっただろう。
広々とした開放的な空間、だけが美術館ではない。そんな個性を十分に発揮している松濤美術館である。

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