【ハァイ琵琶湖】滋賀県立美術館「滋賀の家」&常設展示室
2024年9月2つの三連休の合間平日3日間で滋賀県、京都府、大阪府、和歌山県、兵庫県を巡ってきた。
数年前にリニューアルし、滋賀県立近代美術館から滋賀県立美術館へ。今年は開館40周年。
企画展示室
企画展「滋賀の家展」
滋賀県は住宅メーカーのメッカだそうだ。
1番上のピンクの琵琶湖遊覧案内図、吉田初三郎っぽいなー
この資料だった。ビンゴ!
中銀カプセルも滋賀県産だそうだ。
輸送途中の写真が面白かった。シュールだな。
今回の関西の旅ではこのカプセルタワーとよく巡り合うことになる。
土地の話、地形の話も。
等高線の模型図だ!好き!
コレクション展示室
近代現代(撮影ほぼ不可)
近代日本画と現代美術にわかりやすく分かれている。
コレクション展示室で何より素晴らしかったのは伊庭靖子さんの器の絵画3点セット!
しかも絵画の隣には参考にした器「清水卯一 青瓷茶碗」そのものが展示してある。乳白色のエメラルドグリーンの様な美しい器。
臨場感が素晴らしい。
あ、これこの前の「ガラスの器と〜」展の時みたいだな。
高松次郎さんも、ドナルド・ジャッドもあった!ドナルド・ジャッドもステンレスだけでない作品初めて見た気がする。
日本画
また前田青邨。猫の絵が!面白いのがあった。なんかびっくりした顔の猫。非常に良い表情だった。
おじいちゃんがキャプションの文章を一生懸命に丸写ししていた。
小倉遊亀
この展示室は常設展示室でも撮影OK。
しかしキャプションの撮影はNG。
この菩薩の絵、表情がすごく良かったのだ。
なんか強そうだし、優しそう。
先程の伊庭靖子さんの器の絵もそうなんだけど、シャープな線で描く器の絵が好きなのかもしれない。
このガラスの表情に惹かれた。
40年の歩みを公開する
建物の奥にこの美術館に長く勤める学芸員さんの視点で40年を振り返る企画部屋があった。
これがまた面白い!
すごい、生々しい声が書いてある。「面白い企画だったが動員がイマイチ」的なオフレコ的内容で面白い。ちょっと辛口なのはご愛嬌。
【京都から40分で行ける滋賀県立美術館】
しかも朝9時半から開いている。
が、しかし。
駅から美術館までの帝産交通バスも美術館チケット売り場も、支払いは現金のみである。クレジットも不可。
ホームページに書いておいて欲しい…
しかし交通系ICが使えない公共交通機関に乗ったのって…何十年ぶりだろうか?みんな、小銭をしっかり用意していた。
今回の旅は現金に泣かされる場面が複数おとずれる。「現金の用意も含めて旅の準備だぞ」と肝に銘じ反省した。
今回の旅の目的
さて、しれっと滋賀県立美術館のレポが始まったが関西圏へ行ってきたのだ。
この旅は6月の広島遠征前から決まっていた。
2022年末から決まっていて、満を持しての旅である。
京都服飾研究財団が久々に企画展を開く、という情報を22年12月に得て、2年間心待ちにしていたのだ。
↓この時に財団に乗り込み図録在庫を血走った目で数冊買い込んだ際、レジ対応をしてくれた財団の方が教えくれたのだった。
京都はマストだろうなとわかっていて、巡回予定を狙っていた。当時「東京にもきますかね!?」と尋ねたらそのころには「まだ会場も決まってなくて…」とのことだったのだ。
プレスリリースが出た!とチェックしたら(今のところ)熊本にしか巡回しない。
もう京都へ行くしか無いのである。
というわけで、その展覧会をメインにせっかく関西へ行くのなら関西近郊の県立美術館や企画展も巡ろうと予定をたてた。
お得なきっぷ
今回は東海道新幹線EX予約者特典の三都物語周遊乗車券が大変役に立った。有効期限3日間1260円でJR西日本の関西近郊京都大阪神戸のJR線が乗り放題。破格!思わず谷村新司の歌声が脳内に響く。
京都大阪間、大阪環状線のどこかの駅間を一往復したら元が取れるのである。
新快速ラヴァー&元乗り鉄が火を吹くぜ!
(次回があったらまた絶対買う)
巡った地域は以下
滋賀県立美術館「滋賀の家」(初訪問)
京都国立近代美術館「LOVE ファッション」
細見美術館「美しき春画」(初訪問)
和歌山県立近代美術館「こともの」(初訪問)
芦屋市美術館博物館「遠いみらいをひきつれて」(初訪問)
横尾忠則現代美術館「レクイエム 猫と肖像と一人の画家」
桂離宮(初訪問)
大阪中之島美術館「塩田千春 つながる私」「TORIO展」
国立国際美術館「梅津庸一クリスタルパレス」
京都市立芸術大学ギャラリー(初訪問)
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