【燻り続ける火】中平卓馬 火/氾濫 東京国立近代美術館
常に「写真とは何か」「社会とは何か」を考え続けていた人なのだろう。
以前読んだ赤瀬川原平「全面自供」に中平卓馬との談話が載っていた。
内容は以下の様な内容。
「(昏倒から復活した)中平さんと久々に会った時『80年代安保はどうなりましたか?』と聞かれて絶句した」
その一文に驚きつつ、止まってしまった時間と流れていった社会について思いを馳せた。
あるがままを撮る
植物図鑑のように。
その写真の記録性を考える。
表現なのか、記録なのか。
何かがスッキリするわけではない。でも