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イレギュラーでも焦らないで!【教育実習と忌引きが重なった時の対処法】

sionです

教職を履修している人にとっては一大イベントである「教育実習」。
何事もなく終わってほしいものですが、なかなかそうはいかない時もあります。

私は教育実習の前日に祖父が亡くなってしまい、予定通りのスケジュールで実習を行うことができませんでした。
祖父の容体が危ないかもしれないという連絡が実家から入った際に、どうすればよいか分からず、色々なサイトで探していましたが、なかなかほしい情報を得ることができず、どんどんパニックになってしまいました。

今回の私の経験を記録しておくことで、誰かの役に立てたらいいなと思っています。

前提状況


はじめに、私の置かれていた状況をお話します。
全く同じパターンは、まあ、ほぼ起こらないと思うので、参考程度に見ていただければと思います。

科目:栄養教諭

・・・私は、栄養教諭の教育実習だったため、実習期間が他の科目と異なり1週間しかありませんでした。

実習校:小学校

・・・栄養教諭の実習は、小学校で行われる場合と中学校で行われる場合がありましたが、私は小学校での実習でした。

コロナ禍による日程変更

・・・実は、忌引き以前にもコロナの影響を受けて、実習日程の変更が起きていました。
コロナ禍の影響による日程調整で、実習先の小学校からはもともと、教育実習の期間が通常よりも短い「4日間」と言われていました。しかし、5日間しか設定されていない実習期間が4日間に減ってしまうのは、納得できず、どうにか5日間の日程で行ってもらえないかと相談しとことで、5日間の教育実習が可能になりました。
つまり、忌引き以前に、こちらからお願いして、日程を調整してもらっている状態だったんですね。

祖父について

・・・実習の数日前に、体調が悪いから入院するという話を聞いていました。でも、数週間前にあった際には、まだまだ元気なように見えたので、まだ大丈夫だと思っていました。

訃報が届くまでの状況

・・・実習開始の前日、この日は本当に怒涛の一日でした。

まず朝に、父が「何か嫌な予感がする」といって、一人で実家に戻りました。
その時、私は実習で使う媒体を黒板に貼る練習がしたかったため、大学へ行っていました。

その後、父から「祖父の容体が悪い。」「いつでも帰れるように準備しておくように。」という連絡が入りました。
あまりにも急なことだったので、気持ちが追い付かず、「教育実習 忌引き」のキーワードで、色々なサイトを調べました。
でも、大学の教務課に勤務していて教育実習を実習校にお願いする立場の方のサイトに「本当に葬儀に行くべきなのか、考えてください」というような内容が書いてあり、他にも、実習が最優先という趣旨のサイトばかりがヒットしていました。

「葬儀と教育実習をてんびんにかけなければいけないのか」と、とても悲しく思い、どちらも選べない状況に困り切っていました。

これは大学の教務課に聞くしかない、と思い、教務課の「教育実習担当」の方に直接聞きに行くことにしました。この段階では、まだ祖父は存命だったため、まだきっと大丈夫だろう。と思っていました。
そのため、教務課の方には「もし、実習中に祖父が亡くなって実家に帰らなければならなくなった場合にどう対応すれば良いのか」という内容で相談をしに行きました。

そこで、葬儀にも出席したいし、教育実習にも行きたいと思っていることを伝え、どちらも選ぶことを前提に、どう対応すれば良いのか聞きました。

その後、教育実習担当の学科の教授や巡回担当の先生方にも現在の状況を伝えて回り、翌日の教育実習に備えるために帰宅しました。

そしてその数時間後、祖父の訃報が届いたのです。

まず初めにやるべきこと

大学への連絡」です。

実習先でも、実習担当の教授でもなく、大学教務課の実習担当の職員の方に連絡しましょう。
大学によっても対応がまちまちではあると思いますが、必ず力になってくれます。
そのためにも、「教育実習に行きたいんだ!」という意思表示をしっかりしておくことが重要です。
職員の方も、教育実習に本気で行きたいけれど、大切な祖父の葬儀にも出席したいと思っている学生を無下に扱いはしないでしょう。

実際、私の場合はその後の手続きにおいて教務課の方が沢山の力を貸してくださいました。

その後の流れ

訃報が届いた日は小学校がお休みの日でしたが、すぐに直接小学校へ連絡しました。

案の定、担当の先生は出られませんでしたが、運よく事務の方がいらっしゃり、
「祖父が先程亡くなり、通夜と葬儀に出席するため、明日と明後日の教育実習に行くことが難しくなりました。」
と伝言をお願いすることができました。
その後、大学側の教育実習担当の学科の教授と巡回の先生にも連絡を入れました。
また、教務課に連絡した際、足りなくなってしまった分の日数の追加が可能かどうかは大学側が直接小学校へ連絡して交渉すると言ってくださったので、そのこともお伝えしました。

そして翌日。
本来なら実習初日で小学校にいるはずでしたが、実家で通夜の準備に明け暮れていました。
そして、前日に事務の方に伝言はお願いしていましたが、7:40頃に再度私から小学校へ電話をしました。
内容は前日と同じ内容です。
伝えた内容を教務課の担当の方にメールで報告し、日程調整について再度お願いしました。

その後、教務課からの連絡で実習日数を補充して頂けることになったと知り、お礼の連絡を入れた後、そのことを前回と同様、教育実習担当の学科の教授と巡回の先生に報告しました。

まとめ

以上が私の経験した、「教育実習と忌引きが重なってしまった時の対処法」でした。
今回は、ありがたいことに実習日程を補充して頂けたので、予定通りの5日間実習を行うことができましたが、教務課の方いわく、他にもこういった場合があるみたいです。

  1. 1日だけ追加した4日間の実習

  2. 追加できずに3日間の実習を行い、足りない日数を大学側での課題提出等で代用

教育実習の予定日数は5日間ですが、4日間あれば単位取得の必要日数に足るので①のような対応になることがあるようです。
また、追加して頂けず単位取得の日数が足りなくなってしまった場合、大学側で課題を出すことで、実習の代用ができるそうです。今までに②のケースはあったらしく、この話を聞けたことでかなり気が楽になりました。

いかがでしたか?
大事な時期にイレギュラーが起こって対応に追われたとしても、焦らずに対応してほしいと思います。
一生懸命な姿勢を忘れず、教育実習、頑張ってください!!


今日もありがとうございました!
sion


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