本能寺から相国寺へ 其の1
本能寺に弾丸旅行した際、それだけでは帰ってきませんでした。さすがに東京から京都まで行き、1ヶ所だけ訪れて帰ってくるというのはもったいなくてできません。
それで他も巡ってみようと思い、本能寺の門の前で考えました。この地点で巡ろうとする寺社仏閣を選ぶのはなんとも贅沢なことです。すぐ近くに有名な寺社が点在し、実に選り取り見取りだからです。それでその贅沢にしばらく浸ってましたが、足利義政に関心があるので、相国寺に向かうことに決めました。
まず本能寺を出て、せっかくなので少し商店街をぶらつきました。一般的な商店街という感じは薄く、なんとなく観光地の土産物店街という風情。小物屋さんなど、観光客相手の店構えと品ぞろえです。それでいて、古めかしい店構えの蕎麦屋さんがあったりします。店先の食品サンプルが朽ち果てそうです。
そこから西に向かって、烏丸御池駅目指して歩きました。昨年1月のコロナ前のことでマスクもなく、冷たい風が顔に当たって寒かったですが、空は晴れているし、旅行の開放的な気分なので足取りは軽かったです。
烏丸通りに出たところで、近くに六角堂があるのを思い出したので向かいました。
ビル街の一角にある感じで、狭いと感じた本能寺より、さらに狭く感じました。その、ちょっとせせこましく感じる敷地内を、多くの観光客が歩き回っています。
池の水は冷たそうでしたが、たくさんの鯉が泳いでいました。ぐるりと拝見させてもらって、また大通りに出て地下鉄に乗りました。
2駅北に進んで、相国寺の最寄り駅である今出川で下車。地上に出ると、たった2駅進んだだけなのに烏丸御池駅周辺よりだいぶ閑散とした雰囲気でした。やはり寺社仏閣めぐりとしては、その方が、気持ちが浸れます。同志社大学に沿って歩き、相国寺に向かいました。