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webディレクターに必要なデータ分析の3ステップ

こんにちは、webディレクター/UXデザイナーの六地蔵です。
今回は、webディレクターの必須業務であるデータ分析をする際に必要な3ステップを解説します!

webディレクターに必要なデータ分析の3ステップとは?

ステップ① 必要なデータ"だけ"を集める

まずは、データ集めるところからデータ分析は始まります。
そんなことは当たり前なんですが、ここで重要なのは必要なデータだけを集めること。不要なデータは、絶対に持ってこないことです。

データ分析を依頼すると、真面目な人ほど色々なデータを集めてきてエクセルにまとめて持ってきてくれるのですが、結局なにを見ればいいか分からない場合が多いです。

何かの答えを出すときにデータ分析をするのですが、そんなに必要なデータはありません

「最近、検索流入少なくない?」となれば、とりあえず直近3ヶ月くらいのオーガニック検索のセッション数の推移を持ってくればいいだけ。

それなのに、オーガニック以外のセッション数も持ってきたり、ページごとのセッション数まで取ってきたりする場合が結構あります。

ページごとのセッション数に関しては必要な場合もあるのですが、まずは直近のセッション数が減ってるかどうかが重要。

セッション数が減っていなければ、それ以上は調べる必要は無いのに、ページごとのセッション数を取ってくるのは残念ながらムダとしか言いようがありません。

データ分析を依頼されたら、まず必要なデータだけを集めて、知りたがっていることを端的に言う、ということを意識しましょう。

ステップ② Q&Aを意識する

必要なデータだけを集めることができたら、適切に比較して何かを導いていくのですが、そのとき事実の羅列に終始するケースが散見されます。

「セッション数は4月は良かったんですけど、5月と6月は落ちてきていて、7月には回復傾向だったんですが、8月でまた下がって、今月に入って少し回復しました」

みたいに、持ってきたデータをそのまま読み上げて報告とする人がいるのですが、それでは結局何かわかったのか、何をすべきなのか分かりません。

さっきの例えで言うと、「最近、検索流入少なくない?」と言われたら、最近流入数が減ってるのか、減っていないのかをまずは答える。

そして、どうしてそう考えたのか、根拠となったデータを説明する。

これがデータ分析の基本です。
だから、データを集めて分析して終わりではなく、ちゃんと最初のクエスチョンに対して、アンサーを示せるように準備が必要です。

ステップ③ 自分の頭で考える

最後、では必要なデータだけを集めて、クエスチョンに対するアンサーを出したら終わりかと言われると、そう単純な場合ばかりではありません。

クエスチョンに対するアンサーを考える時もそうなのですが、やはり自分の頭で考える、ということが重要です。

データ分析は、データを眺めながらウンウンと頭を捻って考えることです。
その準備として、データを集めて、計算して、エクセルにまとめるみたいなことをするのですが、そこがメインと思っている人が多い印象。

だから、データの表面だけをパッと見て、浅いアンサーを出す人が結構います。

データをまとめたら、ちゃんと時間を取ってそれらを眺めて、「これはどういう意味があるのか?」「どんな仮説が導けるのか?」を頭を使って考える必要があり、それこそがデータ分析を依頼されたあなたの仕事です。

ちゃんと自分の頭で考えて、データから読み取れる事実を報告する。データを踏まえて考えた意見を言う。データから導いた仮説を、さらなる分析で検証する。
↑こういうことをしてね、というのがデータ分析の依頼です。エクセルに数字をまとめる仕事なんで思っている人は、今すぐその考えは捨ててください。

今日は、データ分析の3ステップについて書いてみました。テクニックというより心構えのような話になりましたが、意外とここが理解できていない人が多いように思います。

では、みなさま今日もお疲れ様でした。六地蔵でした〜

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