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[エッセイ]身の丈に合うバイク

「身の丈に合ったバイクを買え」

これ、厳しい一言だった思いますか?
僕は全然そんな風には思わないんですけどね。
でも自分がどうしても手に入れたいバイクが、身の丈に合わないからと言って諦めてしまうのは残念じゃないですか?
簡単には諦めきれないと思うのです。

ただ、一言で 「身の丈」 って言っても、バイクの場合は色々ありそうですが、、、

経済的に維持が難しいバイク、例えば旧車とか外車とか、
維持費がそれなりにかかるのに収入はそんなにない。

バイクが大き過ぎて、倒れたら自分では起こせない。
だから誰かに手伝ってもらわないと立ちゴケさえどうにもならない。

ツーリング先で駐輪場やバイク置き場に自分のバイクを出し入れするのに、
自分ではどうすることもできないくて、ツーリング仲間に手伝ってもらう。

運転技術が伴わないのに、凄く高性能なバイクに乗りたい。
でも、自分のライディングテクニックでは性能の1割も使うことができない。

こうやって考えると、身の丈って、
・経済的な身の丈
・体格や腕力的な部分の身の丈
・ライディングテクニック的なバランス
概ねこの3つのどれかに当てはまるんだろうと思います。

どれに該当するのはともかく、身の丈に合わなければ本当に乗ってはダメなんでしょうか?

僕はダメだと思います。
身の丈に合うバイクに乗るべきだ、それが僕の考えです。
でも、決して「乗りたいバイクを諦めろ」 なんて言うつもりはないのです。
身の丈に合うバイクを買うのではなく、
バイクに身の丈を合わせればいいだけすからね。
乗りたいバイク、諦めないで欲しいです。

■シート高が高過ぎて地面に足が届かない
自分で工夫すれば信号待ちなんてどうにかなります。
僕も一時期まったく足が届かないバイクに乗っていたことがあります。
僕の場合、サイドスタンドを使って信号待ちしてました。

■体格的に無理
体格ばかりは努力すれば大きくできるわけではありません。
でも現実に400キロ近いハーレーに乗る小柄な女性だっているわけで、不可能なことではないと思います。
立ちゴケにはバンパーがあれば一人でも起こせることができたり、押して動かすこともちょっとしたコツで困らない程度にできるようにはなるはずです。

■ライディングテクニックが・・・
ツーリングの機会を増やしてテクニックを磨くという手はあります。
公道でなんでもやっていいわけではないので、サーキット走行会に参加するなんていうのも一つの方法です。
ただ、公道を走るのなら、ライディングテクニックよりも事故を起こさないためのテクニックを磨く方が大切なんだと思います。

■経済的な身の丈が・・・
こればかりは熱意の問題かと思います・・・
もちろん、家庭を持っている人が何百万円もする高級車を購入するなんていうのは、かなりハードルが高いのは事実です。
でも、本当に乗りたいなら熱意で乗り切る方法もあるんじゃないかと思います。
700万、800万もする高級乗用車に乗るサラリーマンなんて普通に見かけますけど、そういう人がいるということは、バイクだって乗れないわけではないと思うんです。
一部の高級バイクを除けば、高いと言っても高級乗用車よりは安いんですから、懸命に働くとか何かの方法で身の丈をバイクに合わせることはできるんじゃないでしょうか?

と、こんな感じで、、、
身の丈に合うバイクを買うだけじゃなく、
買いたいバイクに身の丈を合わせる、そういう方法もあると思いますがいかがでしょうか?

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