2023/10/1

知り合いの結婚パーティーに参加した。
夕方からの会だったから仕事終わりに急いで帰ったのに家の鍵をお店に忘れてしまってかなりのタイムロス。
バタバタ準備して、友達を迎えに行って遅刻寸前になんとかついたけど髪の毛もまともに結えなくて半べそかきながら受付を済ませた。
会場は2人の人柄の良さと比例するように大勢の参列客で賑わっている。
カジュアルな野外の結婚式はみんな自由に楽しんでいて、スピーチ、撮影会、ファーストバイト、バンド演奏などなど、順調に進んでいった。

結婚願望はあまりない方だと思っていたけど、あんなに幸せそうな光景を見ると流石に羨ましくなる。
出会った頃はまだまんまるだったお腹。
もうスラリと細い体に戻っていて、新婦譲りの肌の真っ白な子供が抱っこされている。
私も抱っこさせてもらった。ワンピースにリボンのヘアバンドはまだブカブカで、
でもふわふわな見た目とは裏腹にちゃんとずっしり人間の重さだった。
まだミルクのような甘い香りがして足元のおぼつかない体だけど、会わないうちにお腹から出てきた赤子がこんなに人間になっていてその成長スピードに驚いた。
ギュッとこちらに寄せた体、しっかりと服を握る小さな手がとっても愛おしくて、
自分の子供が生まれることなんて想像もしてこなかったけれど、
結婚も、子供も、いいものかもしれないと思わせてくれた。
幸せでひたひたに満ちた気持ちを抱えて帰路に着く。
私の未来も明るいといいな。