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「感情対話カード」好評発売中〜rokuyou制作担当・白石綾の思いをお届けします〜
株式会社rokuyouが発売した「感情対話カード」。現在、さまざまなコミュニティで活用が広がっています。嬉しいお声をたくさんお寄せいただきましてありがとうございます! 感情対話カードは、学校や家庭、職場などさまざまなコミュニティにおいて、質のよい対話(話し合い)を支援するツールです。学校で取り組むSELのワーク以外にも、日常生活のさまざまなシーンでご活用いただけます。
本記事では、制作担当者の一人である白石綾の「感情対話カード」に込めた思いをお届けします。記事後半の「記念イベント情報」のご案内もあわせてご覧ください。
■制作担当者・白石綾の思い
「学校や家庭、職場などさまざまなコミュニティにおいて、感情を扱う対話文化を芽吹かせたい」
私はそんな思いで、仲間とともに「感情対話カード」の制作にあたりました。
「対話」というと、”ちょっと重い”イメージがあるかもしれませんね。しかし、私は日常の中でもっと気軽に「そうだったんだね〜」「そうだったんだよ〜」と”わかり合う””分かち合う”ことが対話なのではないかと思います。私はそうした機会がもっともっとあふれてほしいと考えています。
「感情対話カード」に大きな価値を見出している背景には、私の個人的な経験や思いがあります。「私自身がもっと昔にほしかった」、そう感じています。
それはなぜか?
少し長くなりますが、お読みいただけると嬉しいです。
誰もが「聴く」をできたらな……
私は学生の頃から社会人生活にいたるまで、とにかく「人と話す」「人の話を聞く」「議論の場にいる」ことが多い人生でした。どんな時期においても、いつも誰かの話を聞いてました。
特に、地域づくりの領域に浸かり出してからは、毎日が話し合いの連続。それも重苦しかったり、意見のぶつかり合いが生まれたり、誰かが誰かを想って言いたいことを言えずに苦しそうにしていたり……、そんな話し合いの場にいることが多かったんです。
しかし、議論の中はぶつかったとしても、ひとりひとりに話しを聞いていくと、めちゃくちゃ素敵な願いを持っていることが多い。それぞれが強い想いを持ち、守りたいものがある。それが発言につながっているのでした。
世の中の話し合いの多く場は、そうした個々の人たちの深いところまでしっかり聴き合う、気持ちを向け合う場にはなっていません。
「なんで、想いを持った人が集まると対立になってしまいがちなのか」
「素敵なものが集まっているはずなのに、どうして濁ってしまうのか」
ずっとそんなことを感じながら、
この構造を変えたくて、
考えながら、学びながら、実践しながら、日々を過ごしてきました。
「感情対話カード」はそんな対話の難しさを突破する可能性を持つ一つのツールだと思っています。
子を持つ親にこそ届いてほしい
過去を思い返してみると、我が家には対話の文化がありませんでした。
「親が法律」の家庭。子ども時代の私は、その非常に狭い社会の中で生きていたのです。自分の意見を伝える機会はなく、いつも頭ごなしに否定されるか、怒られるか、命令されるか。
あの時に言いたかったことはたくさんあります。しかし、当時の私にはその術がなく、キレることや敵わぬ相手(親)との対立を避けるために感情をしまい込むしかありませんでした。
どんなものであってもいいから、伝える手段や機会があったらよかったのに……。
「感情対話カード」のように、ゲームのルールという設定で、ひととき親に黙っていてもらい、自分が話せる番が回ってくるような仕組みがあれば、救われていたのにな、と思うのです。
子ども時代のこうした経験を重ねていったことにより、いつしか感情は置き去りになり、(親の目につかないように段取りを計算するので)先々を考える思考力は付いたものの、自分がどうしたいのかがわからず、自分で選択することも怖くなりました。
大人になりコーチングの学びを通じて、私は、他者に受け入れられることだけを考えて、自身のためではなく誰かの何かのためにしか一生懸命になれていないということに気づきました。”感情迷子”だったり、気持ちの表し方がわからなかったり、そもそも感情に気づけなかったり...…、そんな自分がいることに気がついたのです。
この数年は、聴くこと、聴かれること、そんな機会があることの重要性を身をもって体感し、生まれ変わっているようにすら感じます。
私は日々、rokuyouのメンバーとして学校現場に関わっています。そのため、「感情対話カード」の価値が教育現場に届いてほしいという思いを持っています。加えて、子どもを持つ保護者のみなさんにも是非手に取ってほしいと思うのです。
子どもは親にわかってほしいものです。
すべてをわかり切ることはできませんが、ただ「そうだったんだね〜」と、聴いてほしいのです。「感情対話カード」をお子さんとの掛け替えのない関係性を育むことにご活用いただけると嬉しいです。
多くの方に届きますように!
■「感情対話カード」ご購入はこちらから
【価格】
1個:¥4,400(税込)
5個セット:¥20,900(1個あたり¥4,180)
10個セット:¥38,500(1個あたり¥3,850)
※送料はお客様負担となります。
※参考
・少人数で使用したい方…1個〜
・クラスや職場で使用したい方…5個セット〜
・学校や組織全体で使用したい方…10個セット〜
【ご購入方法】
BASEよりご購入をお願いいたします。
※ダウンロードして活用いただくPDF版も同時発売中。
■「感情対話カード」発売記念イベント開催
「感情対話カード」発売を記念して、rokuyouではイベントを開催いたします! 学校や組織に心理的安全性を醸成し、対話の文化を育む勇気とヒントが詰まった内容となりますので是非ご参加ください。
<イベント> 札幌新陽高校赤司展子先生 × rokuyou代表 下向依梨
![](https://assets.st-note.com/img/1712763209042-QtUECBFZRP.png?width=1200)
テーマ :
「学校で対話の文化を育む〜札幌新陽高校『中つ火を囲む会』×SELで見える学校変革の可能性〜」
日時:
2024年4月21日(日)20時〜 Facebookライブ配信(無料)
【赤司展子先生プロフィール】
札幌新陽高等学校長
早稲田大学商学部卒業後、三井物産、アルフレックスジャパン、UBS証券を経て2007年PwC Japan入社。被災地支援の一環で福島県双葉郡教育復興プロジェクトを推進。2018年ウィーシュタインズを創業し、「学びの多様化」に取り組む。2021年4月より札幌新陽高等学校の学校長を務め、「複業する校長」として多様な働き方を実践している。ウィーシュタインズ株式会社代表取締役、 NPO法人インビジブル理事、社会彫刻家。
Facebookライブにて配信いたしますので、ご関心のある方はrokuyouのFacebookをフォローくださいませ。(「いいね」を押していただき、フォロー完了です。)