合理的でなければ治療ではない
Ⅱ型糖尿病の原因に至った経緯
おはようございます、こんにちは。
薬に頼らない自然療法で糖尿病治療の研究をしているろくです。
今回は糖尿病性足壊疽の切断回避のために、なぜマッサージが有効であるのかに辿り着いたお話をしたいと思います。
ネットで糖尿病の原因を検索すると殆どの場合「インスリン抵抗性」「インスリン分泌不足」「遺伝」の文字が並びます。
少し考えると分かることですが、これらは少なくとも原因ではないですよね。
一方で糖尿病は生活習慣病であると考える向きが大勢を占めています。
勿論私はこちらの生活習慣病だと確信しています。
少し掘り下げて、もし現象もインスリン抵抗性や分泌不良が原因でないとしたら、そう考えたのが今回の研究の出発点でした。
つまり身体は冷えた部分を検知して、温めるためにグルコース(ブドウ糖)を血管内に充填するという正常な反応をしていると考えました。
糖尿病になった方から話を聞くうちに、皆さんそれぞれに椅子に座っている時間が長かったことや急に太りだしたことなどが挙げられます。
最初の仮説は身体のどこかが低体温を拾っているというものでした。
代謝を専門に追いかけてきた身としては、低体温がどしても捨てられなかったというのが正直なところです。
そこで腰や足に体温のセンサーになるものがあるのではないかと疑ったわけです。
でも、どんなに調べてもそんなものは存在しません。
冷たくなる足に壊疽、そして手の指に起こる痺れと痛み。
ほぼ何も進まないまま10年以上が経過、数年前にやっと血液温度に辿り着いたもののやはりセンサーが解らない。
ヒントになったのはテスラバルブ
YouTubeを見ていると度々出てくるテスラバルブですが、ここでやっと気づいたわけです。
動脈の一部が遮断または抑制されることで、一気に血液の流速が落ちて冷えることになります。
足の動脈と腎臓をつないでいるのが下向大動脈です。
心臓から送り出された血液は一気に腎臓への分岐を超えて足へと流れる構造です。
通常足壊疽を発症すると左右の足がほぼ同時に冷たくなり神経異常が起こります。
ここで神経異常だけを取り上げるとおかしな理論になってしまいますので、あくまでも血流が不足し、体温が下がった結果、痺れが発生したと考えます。
事実として左右の足に同時に起こるためには、下向動脈の1本の部分しかありません。
通常ここは座わった時に体重がかかる位置ではなく、さらに背骨に囲まれていますので潰れるという事は考え辛いのですが、背もたれなどで押されて潰れる、また内臓脂肪などによって助長され、潰れやすくなっているいうことは十分考えられましたので、一般的な押圧のマッサージを行いますが変化なし。
次に臀部の位置をマッサージを行いますがやはり変化なし、血管の問題ではないのかなぁと暫くは諦めムードのまま時間は流れました。
そして今年に入りやはり諦めきれない私は、部位とマッサージ方法を変えてリトライ。
すると一気に足の指まで血流が戻ってきます。
「これだ!」と確信したことを昨日のように思い出します。
それから数か月を掛けて論文を制作、Cochraneに提出をいたしました。
※Cochraneとは、このような団体です。
もし足壊疽による足の切断を回避できれば
もし足壊疽による切断を回避できれば、毎年55万人の命が助かることになります。
55万人は千葉県の船橋市の人口に匹敵します。
こんなに沢山の方の命が、この忌まわしい糖尿病のために失われているのです。
もしその命を救うことが出来るのであれば、日本の経済にも大きな影響があるはずです。
当然生産性も上がるでしょうし、何より糖尿病を患われた方々の人生は劇的に変わるはずです。
臨床試験のお願い
この研究は今始まったばかりの入り口の研究です。
でも確実に足壊疽による切断を回避するための手段が構築されようとしています。
医師の方々が薬以外で治るわけがないと主張されるのは分かりますが、この研究は糖尿病そのものに対するアプローチではありません。
あくまでも足壊疽に対するアプローチです。
そしてまだ入り口の研究です。
どうかご協力を賜れますことを切に願います。
心ある方のご参加をお待ちしております。
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