なぜⅡ型糖尿病になるの?
ここではⅡ型糖尿病(以下糖尿病)に限定しますが、なぜ糖尿病になるのでしょう?
糖尿病に関する限り様々な意見がありますが、それらの意見を否定するつもりはありません。
ただ現実として、Ⅱ型糖尿病を患っている方々には、糖尿病を発症する前の共通項があります
共通項
①肥満が加速した
②退職や対人関係など、様々な原因でひきこもる時間があった
③仕事上、椅子に座っている時間が長かった
④うつ病の発症
上記のうち単独または複数で一致しているケースが多く、多くの方が着座生活が長い事が挙げられます。
逆にⅡ型糖尿病では、着座生活をやめるような生活習慣を取り入れると症状が和らいでくるという特徴があります。
このことからも、糖尿病の発症には着座生活や肥満との相関性が高い事が分かると思います。
※この統計調査は私が行った少数の意見です。
甘いものを食べたから糖尿病になったのか?
この意見は否定はしません。
でも私の研究とは少し違います。
私の研究では、甘いものを食べた(飲んだ)から糖尿病になったのではなく、糖尿病になって糖質を身体が欲しがったからという意見です。
つまり、身体が糖分を必要とする理由があったと考えています。
では身体が糖分を欲しがる状況はどんなものが考えられるでしょうか。
第一に脳ですね。
身体の中で一番消費量の多い脳ですから糖分を欲しがるのは当然です。
でも、急に糖分が必要となったのでしょうか?
ここには大きな疑問があります。
次に身体の冷えが起こり、冷えを解消するために糖代謝を行う必要があった。
実は私はこの理論を支持しています。
人間の歴史は飢餓との戦いでした。
現在のようにお金を持っていれば何でも手に入る時代はここ数百年であり、食べる物を手に入れるためには自ら手に入れるべく、動かなければならなかったのが人類の歴史です。
問題はその時にもし低血糖で動けなかったら?
低血糖は意識障害を簡単に起こします。
もし何かしらの獲物を前に低血糖で動けなくなったら、獲物が自分自身になってしまいます。
それはそれで都合が悪いですよね。
そのためにも、糖質をエネルギーに変えて、すぐに活動を開始できる状態に常にしておく必要がありました。
糖尿病では身体の一部分的に低体温が発生します。
それが足であったり手であったりするのですが、その足や手を温めようとするのは、ブドウ糖であるグルコースがグルカゴンやコルチゾールなどのホルモンの命令によって、肝臓から血流にのって運ばれて行きます。
以上から考えますと、甘いものが必要だったから、身体が摂り込もうとしたと考えた方が自然だと感じます。
もちろん違う意見を否定するものではありません。
ただ整合性を取って考えるとこの様な結果になっていますよと言うだけのものです。