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[要旨]

事業改善に着手したいと考えつつ、目の前の仕事に追われ、なかなか、着手できない経営者の方は珍しくありません。しかし、改善活動に着手しなければ、改善は進まないので、どういった改善活動が望ましいかということより、いままでの活動を変えようという強い意志の方が大切です。


[本文]

これは、コンサルタントあるあるだと思うのですが、会社経営者の方から、コンサルティングをして欲しいという打診があっても、まず、1回目の面談がなかなか決まらない、場合によっては、1回も面談ができず、コンサルティングの申し込みそのものが立ち消えになってしまうということは、珍しくありません。

経営者の方とすれば、事業を改善したい、しかし、目の前の仕事に追われて、改善のための時間も確保できないという板挟みから、なかなか抜け出せないということなのでしょう。しかし、これも多くの方がご理解されていると思いますが、その板挟みの状態から経営者の方が抜け出す方法は、それほど分かりにくいことではありません。それは、経営者の方の仕事の優先順位を変えて、事業改善活動を最上位にすることです。

ところが、それを分かっていても、なかなかできない方が多いようです。これをひところで言えば、現状変更こそ、最大の壁なのかもしれません。だから、事業改善において大切なことは、どういう方法で改善するかということよりも、決断力や行動力だと思います。よく、「どういう方法が最も事業改善に適しているか」と悩んでいる経営者の方がいますが、それよりも、仮に地味なことであっても、着実に実践することの方が、早く事業改善に結びつくのではないでしょうか?

2021/9/30 No.1751

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