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ほどらで社長日記「努力の臨界点」

「努力しても結果が出ないんです」という方はたいてい結果が出るまで努力していない。ただなんとなくがんばっているだけの場合がほとんどだ。

努力には臨界点のようなものがあって、そこを超えるまでは大した変化が起きないものなのだ。

なので「努力をする」とは「臨界点を越えるためにいかに効率よく時間を使うか」と言い換えることができる。

努力とは以下の要素に分解できる。
・努力の量
・努力の方向性
・努力の質

まず【努力の量】

やってみないことには何もわからない。たった数回やってちょっと失敗したぐらいで「自分には向いていないんだ」とあきらめてしまう人が多すぎる。

量の目安としては成功している人に聞いてみるのが1番早い。結果を出している人は、必ず圧倒的に量をこなしている期間がある。本人がそれを努力と思っていない場合もあるが、何もせずに結果が出るなんてことはあり得ない。目標としている人を決めて、マネするところから始めてみるといいだろう。

次に【努力の方向性】

東大に行こうと決めたのに、筋トレをずっとやっていてはどれだけやっても合格できるわけがない。単純な話に思えるが、仕事においてはよくこういう間違いが発生する。

営業で結果を出したい。そのためにはまず語学力を磨かないといけないので英会話の勉強だ!みたな。いやいやいや。その前にまずは商品サービスのことをしっかり理解したり、みだしなみを整えたり、先にやるべきことがあるでしょうと。

めちゃくちゃがんばっているのに結果が出ない人はこのタイプ。優先順位を考えずに目の前のことにすぐに飛びついて、遠回りをしてしまう。ヘタしたら、そのまま全然違う方向に進んで、気付いたら手段が目的化している。

最後に【努力の質】

これは望む結果に対して、必要な努力が分かっていない場合に起こる。できていることとできていないことを明確に分けて、必要なところに必要なだけ努力をする。

野球で結果を出そうと思えば、キャッチボールやバッティング練習などやることがたくさんある。なのに、ずーっと走り込みだけやっている。基礎体力は上がっても、野球はうまくならない。

こんなことが起こらないように、まずは努力の全体像を把握することが大切。自分だけでわからない場合は、結果を出している人にロードマップを作ってもらうのも有効だろう。

以上が努力の三要素。最初はざっくりと目標値を決めてやってみる。やりながら実際に出てきた結果を見て、フィードバックしていく。微調整を繰り返し、目的地がはっきりすれば、あとは最短で臨界点を越えられるよう全集中する。

いろいろなテクニックはあるだろうが、やるべきことはこれだけだ。

ただ、始めのうちはひとりでやるのは難しいかもしれない。そういう方を全力でサポートする。そんなメンターという仕事をしております。

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