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ほどらで社長日記

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会社員を11年、フリーランスを2年やってから2021年3月で法人化しました。 大阪府泉佐野市を拠点に事業をしている社長の記録です。
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2024年5月の記事一覧

「自分の成功は自分で作っていくしかない」地元に根ざし、社長になった話【厄年ロングインタビュー・後編】

※前編(六本木編)はこちら! 発達障害のひとつであるADHDが発覚し、「自分の成功は自分で作っていくしかない」と森下さんは覚悟を決めた。そして会社を辞め、フリーランスで自分の仕事を作っていくことに。活動の拠点に選んだのは、生まれ育った大阪・泉佐野だった。 泉佐野に戻った森下さんは、やがて2社の経営者となり、市との共同事業を実施し、移住者を増やしている。 前編となる六本木編に続き、旧知のライター・遠藤光太が、森下さんにロングインタビューを実施した。後編の記事では、泉佐野に

天才だと勘違いした凡人が東京で挫折して本当の自分に気がつくまでの話【厄年ロングインタビュー・前編】

「ウェイウェイって感じで、六本木の遊びをめっちゃしましたね。週末は朝まで飲んではしゃいで。年収600万円あったけど、貯金なんてない。スタッフ全員分おごってたし、むしろ赤字やったから、毎月カードの支払いに追われて……」 森下さんは、港区・六本木の焼肉屋で店長を務めていた。刹那的な楽しみを享受する反面、店長としての苦悩に苛まれていた。仕事がうまくいかない。レジ締めの数字が合わない。顔面蒼白になっていることを、部下から指摘される。その原因が発達障害だとわかったのが、34歳のときだ