【読書感想文】浅野りん/であいもん
アニメ化コミックということで2~3カ月前に通っている整骨院で目にしたのですが、作者が「浅野りん」さんということで驚きました。
中学生の頃に「PON!とキマイラ」という作品が好きで、ガンガンを一時期購入していました。笠置八満という人物が主人公で、京都由来の名前が多いキャラクターたちの学園ファンタジーでした。
内容も好きだったし、絵が好きでした。それで「パンゲア」や「パンゲアエゼル」も読んでいました。
そんな浅野りんの作品がアニメ化しているなんて!
すでに14巻まで出ているということで、年末年始やこの休みで全巻読破しました。
昔から変わらず京都への意識が強い作風でした。読んでいないけど「天外レトロジカル」とかもそうだったはず。京都のご出身なんですね。
今回の主人公は納野 和(いりの なごむ)という30過ぎて東京でバンドをやっていた和菓子屋の息子が実家に帰ってきて、居候している小学生である雪平一果(ゆきひらいっか)たちやお店の日常を描く、というものになっていました。
「人を笑顔にするお菓子」というのが全体的にちりばめられており、登場人物たちが和菓子を美味しそうに食べるのが素敵です。和に片思いをしている美弦や元カノの佳乃子なんかも彼の出すお菓子を食べて笑顔になっています。
ー 余韻に浸る
ー 美味しいと思ったらモヤモヤが片付いている
和自身がとにかく周りの人たちにやさしいのでなんだかこちらも優しい気持ちになるし、パートによってはシリアスなところもありますが大人がゆっくり読むにはとてもいいマンガだなと思いました。
アニメを今度見るのと、浅野さんの過去作を読み返してみようかなと思います。
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