見出し画像

スーパー☆とねっこタイム 篇

みなさまご機嫌よう。
チノアソビの競馬担当、路地裏です。
好きなお酒はビールと日本酒です。



競走馬生産牧場のSNSアカウントをフォローすると、年明けから春頃にかけて幸せになれることをご存知でしょうか。

怪しい商売は始めていません。
競走馬の出産時期は1月頃に始まり、3月頃にピークを迎え、5月か6月くらいまで続きます。
つまりこの時期、生まれたてのかわいいとねっこ(赤ちゃん馬)たちの写真や動画が大量に供給されるのです!!!
そう、いわばスーパー☆とねっこタイム。
もちろん馬は大人になってもかわいいのですが、
とねっこ特有のパヤパヤしたたてがみにもなんとも言えぬ趣があるものです。

サラブレッドではなく与那国馬の画像ですが
子馬のパヤパヤたてがみ、かわいいですね。


記事を書き始めたきっかけとなるテーマは全然進んでないのに
唐突に脱線しやがった、という批判は甘んじて受け入れましょう。
しかし、馬は季節繁殖動物ゆえ、生まれたての赤ちゃんたちを拝める時期は限られています。
1人でも多くの方に、1日も早くお伝えしないことには多大な損失が発生すると考えました。
これはいけません。
そういうわけで予定を大幅に変更し、今回はとねっこについてお送りします。



「とねっこ」って何?

とねっことは子馬、特に「今年生まれた馬」を指します。
「その年生まれたこと」を「当歳」(とうさい)といい、
その年生まれた馬のことも「当歳馬」(とうさいば)と呼ぶのが、より正式かなとは思いますが
北海道などの馬産地では、「当歳仔」が訛って「とねっこ」と呼ばれているようです。

「とねっこ」でフリー素材を探したら出てきた画像。
かわいいけど違うそうじゃない


ちなみに馬齢(馬の年齢)の数え方ですが、
生まれた年を0歳とし、以降、北半球では1月1日に一斉に加齢します。
(北半球と季節が反転する南半球では加齢する日が異なる)
なお日本では、かつては生まれた年を1歳とし、以降1月1日に加齢していましたが
国際表記との混乱を避けるため、2001年から統一されました。

また、まだ競走馬としての正式な名前が登録されていない子馬たちは
一般向けには「アーモンドアイの2022」のように、「(母名)の(生まれた年)」と呼ばれます。



それでは生産牧場のSNSアカウントをいくつか紹介してまいりましょう。

まずはノーザンホースパーク。
競走馬情報として登録される生産牧場名は「ノーザンファーム」、
あのディープインパクトをはじめ、数々の名馬たちを輩出している牧場です。

「天才」イクイノックスの初年度の子です。
父によく似た顔つきで競馬ファンの話題を呼びました。


次に加藤ステーブル。

出産直後の画像でしょうか?
母と子の流星(顔の白い模様のことをこのように呼ぶことがあります)が
よく似ていて、微笑ましいです。


こちらは白井牧場。

ありがたいことに動画です。
見ているこちらの寿命が伸びてしまいますね。


最後にご紹介するのは白老ファーム。
2011年にクラシック三冠を獲得した、オルフェーヴルの故郷です。

中の人の特技は「オルフェーヴルの血を引くとねっこたちにオルフェーヴルの面影を見出すこと」に違いありません。
オルフェーヴルの最も熱烈なファンの1人と言って差し支えないでしょう。


2024年生まれの子たちなので、もうとねっこではありませんが
オルフェの妹の子までオルフェに絡めていた投稿には、中の人の本気を感じました。



他にも生産牧場のアカウントはいくつもありますので、一度どれか覗いてみてください。
おすすめ欄に他の生産牧場が現れるようになるでしょう。HAPPYです。

それから、画像の初出がわからず、ここに直接貼り付けるのは断念せざるを得なかったのですが
とねっこ時代の大変かわいらしい姿が残っている名馬たちもいます。
特に好きなのは2019年2歳王者・サリオス、2020年クラシック三冠馬・コントレイル、2021年樫の女王・ユーバーレーベン
「スヤスヤサリオス」「コントレイル とねっこ」「とねっこユーバー」で画像検索してみてください。
満員電車などで疲弊しているタイミングがいいでしょう。よく効きます。

次回: 性別による不均衡の話の続き(たぶん)

それでは、今日もみなさま健やかに。

ここから先は

0字

Podcast「チノアソビ」では語れなかったことをつらつらと。リベラル・アーツを中心に置くことを意識しつつも、政治・経済・その他時事ニュー…

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?