カフェの変なお客さん一覧

私は2019年から埼玉の田舎の駅前でカフェを経営しています。

今回は私のカフェにいらして下さった世にも奇妙なお客様のご紹介と、御対応方法についてお話ししたいと思います。

1番 珈琲を捨てるお客様
一人で来店された多分50代女性のお客様の話です。
その日はいつも通り、私のカフェでは閑古鳥が鳴いており、お客様がいらっしゃると言うのにバイトは気が狂ったように美白についての研究していました。
するとお客様はコーヒーを床にこぼし始め、会釈をして帰って行ったのです。
後日私も監視カメラで確認しましたが、丁寧にゆっくりと捨てておりました。
レジの向こうでスマホを凝視する店員が許せなかったのでしょうか?
私もお気持ちは痛いほど分かります。

2番 自称元プロレスラーのお客様
60代くらいの男性のお客様で、元プロレスラーという事で握力に自信があるらしく、必ず握手を求めてきます。握手をすると目一杯力を込めて下さり、痛がると喜びます。
バナナジュースを5秒で飲み干す特技も持っており、もっぱら私のカフェではバナナジュースを注文し、5秒で飲んで帰っていきます。

3番 商工会大好きなお客様
70代くらいの男性のお客様で、美容室を経営なさってるそうなのですが、毎回私を商工会にスカウトしてきます。私がまだ20代と言うこともあり、青年部?とか言うところに所属したり、よく分からないボランティア団体に入る事を強く勧めてくださるのですが、会費が年間20万も掛かるそうです。ゴルフコースの年会費より高い事に驚きを隠せないのですが、毎回興味は有るが金が無いフリをして誤魔化しております。

4番 マスクがバンダナのお客様
40代くらいの女性のお客様なのですが、何故かマスクの代わりにバンダナを口に巻いてご来店下さいます。ここで重要なことは、バンダナ柄のマスクではなくバンダナを巻いてる点です。別に良いんですけど、バンダナは感染防止になるのか少々疑問です。
捨てるマスクが勿体無いのであれば、普通に洗って使えるマスクを使えば良いと思うのですが。
私は素敵なマスクですねと伝える様にしております。

5番 4日間何も食べてないお客様
60代くらいの男性のお客様で、毎回4日間何も食べてない状態でご来店くださるお客様がいます。話を伺うと、給料日前にお金を使い果たしてしまい、何も食べれなくなってしまうそうです。私のカフェの食事は別に美味しくもなんとも無いので、数日ぶりの食事なら他に紹介したい店も多々有るのですが、数多いカフェの中から当店を選んで頂いたことに必ず感謝を伝えています。

如何でしょうか?
私自身思ったことは、カフェの経営をすると普段絶対出会わないような人とお話しする機会が増えます。
色々な人間を知ることが好きな方には、カフェの経営はとてもお勧めです。


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