【佐藤太清】 版画 / リトグラフ 「花乃譜」 査定 鑑定 買取 致します
■作家名：佐藤 太清
■作品名：花乃譜
■リトグラフ、45×61cm、1978年
◎ 佐藤太清の芸術
佐藤太清（さとう たいせい、1913年11月10日 - 2004年11月6日）は、京都府福知山市出身の日本画家で、本名は佐藤實です。彼は花鳥画と風景画を融合させた独自の「花鳥風景画」を確立し、その優れた作品で日本画壇に大きな影響を与えました。
佐藤は、東京美術学校（現・東京藝術大学）で学び、1936年に卒業後、数々の展覧会で受賞を重ねました。1947年に「清韻」が特選を受賞し、その名が広まりました。彼の作品は自然の美しさを写実的に捉えながらも、独自の感性で表現されており、特に「睡蓮」や「少女」などの作品が高く評価されています。
戦後、日展（日本美術展覧会）を支えた重要な人物の一人であり、1979年には文化功労者として顕彰され、1982年には文化勲章を受章しました。晩年には、福知山市と共同で「福知山市佐藤太清賞公募美術展」を創設し、後進の育成に尽力しました。
彼の作品は、京都の福知山市佐藤太清記念美術館に多く所蔵されており、多くの人々に愛され続けています。佐藤太清の生涯と作品は、日本画の伝統と革新を見事に融合させたものであり、彼の遺産は今後も広く称賛され続けるでしょう。
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