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【高島野十郎】油彩画 / 絹本・彩色「桃」 査定 鑑定 買取 致します


高島 野十郎

板に油彩
33×45.3cm


◎高島 野十郎の芸術

高島野十郎(1890年-1975年)は、福岡県久留米市出身の洋画家で、独自の孤高の道を歩んだ人物として知られています。彼は久留米の酒造業を営む家に生まれ、幼少期から絵に対する情熱を抱いていました。東京帝国大学農学部水産学科を首席で卒業するという優秀な学業成績を持ちながらも、周囲の期待を裏切り、独学で画家の道を選びました。

彼の作品は、極めて写実的でありながらも深い精神性を持っていることが特徴です。高島は、パリを拠点にヨーロッパ各地を巡り、風景や静物画の写生に没頭しました。帰国後、戦前期には東京青山に拠点を移し、2年ごとに個展を開催するなど創作活動に励みます。その後、戦後の静かな環境を求め、千葉県柏市にアトリエを構え、晩年には全国各地を放浪しながら作品を制作しました。

高島の代表的なモチーフには「蝋燭」や「月」「太陽」があり、これらは彼の作品にしばしば登場します。彼の「蝋燭」の作品は、特に象徴的であり、単なる静物画以上の宗教的な意味合いを帯びています。蝋燭は40点以上描かれており、どれも異なる形状や炎の表現がされており、高島はこれらの作品を決して展示や販売することはなく、親しい人々に贈るために描き続けました。

晩年の彼の生活は非常に質素で、電気や水道もないアトリエで孤独に暮らしながら、作品制作に打ち込みました。この孤高の生き方が、彼の作品に一貫した精神的な深みを与えていると言われています。

高島野十郎は、生前はあまり知られることがありませんでしたが、没後にその独特の作風が再評価され、特に福岡県立美術館を中心に多くの展覧会が開催されています。彼の作品は、見る者の心の内側にまで光を投げかけ、深い印象を与えるものとして現代でも高い評価を受け続けています。

高島 野十郎

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