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【那波多目功一】 日本画 鑑定 買取 致します

『新現代日本画家素描集 11 那波多目功一 四季花譜図』は、1993年11月に日本放送出版協会(NHK出版)から刊行された大型本です。本書は、那波多目氏の代表的な素描作品を収録しており、特に四季折々の花々を題材とした作品が中心となっています。

那波多目功一の芸術

那波多目功一(なばため こういち、1933年11月8日生まれ)は、日本の日本画家であり、茨城県那珂湊市(現在のひたちなか市)出身です。父は日本画家の那波多目煌星で、弟は歌人の花香煌星です。彼は日本美術院の代表理事・同人・評議員を務め、日本芸術院会員としても知られています。

高校2年生だった1950年、第35回院展に「松山」を初出品し、初入選を果たしました。翌1951年には第7回日展に「秋影」を出品し、こちらも初入選を遂げています。高校卒業後は会社員として働きながらも、絵画制作を続け、1972年頃からは日本画家の松尾敏男に師事しました。

彼の作品は、写生に基づく繊細で優雅な画風が特徴で、四季折々の花々を主な題材としています。特に赤い薔薇を描いた作品が代表的であり、「花の名手」として高く評価されています。また、牡丹や桜などの花々を描いた作品も多く、自然の美しさを巧みに表現しています。

1983年、第68回院展で「廃園」が奨励賞を受賞し、翌1984年の第69回院展では「うすれ日」が日本美術院賞・大観賞を受賞しました。1985年の春の院展では「小春日」が外務大臣賞・奨励賞を受賞し、1986年の第71回院展では「耀」が日本美術院賞・前田青邨賞を受賞しています。1990年の第75回院展では「月輪」が日本美術院賞・大観賞を受賞し、1995年の第80回院展では「寂」が文部大臣賞を受賞しました。さらに、1999年の第84回院展で「富貴譜」が内閣総理大臣賞を受賞し、翌2000年には同作品で日本芸術院賞を受賞しています。

2002年には日本芸術院会員に選出され、2005年には茨城県から芸術文化の振興に大きく貢献したとして特別功績者として表彰されました。2008年には旭日中綬章を受章し、2024年には文化功労者として顕彰されています。

那波多目功一の作品は、自然の美しさを忠実に描写しつつも、独自の幻想性や情感を織り交ぜた表現が特徴です。その繊細な筆致と色彩感覚は、多くの鑑賞者を魅了し、国内外で高い評価を受けています。彼の作品は、美術館やギャラリーで展示されることが多く、多くの人々に親しまれています。

彼の芸術は、日本画の伝統を継承しつつも、西洋画のエッセンスを巧みに取り入れた独自のスタイルを確立しています。その結果、生まれる作品は、写実的でありながらも詩情豊かであり、観る者に深い感動を与えます。那波多目功一の作品は、今後も日本美術の重要な一翼を担い続けることでしょう。


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