【平松礼二】 日本画、シルクスクリーン、リトグラフなど各種版画 査定 鑑定 買取 致します
平松礼二
日本画、シルクスクリーン、リトグラフなど各種版画
◎平松礼二の芸術
平松礼二（ひらまつ れいじ、1941年9月3日生まれ）は、日本の著名な日本画家であり、本名は平松邦夫です。東京都中野区に生まれ、愛知県名古屋市で育ちました。愛知県立旭丘高等学校美術科を卒業後、愛知大学法経学部を修了しています。その後、横山操に私淑し、1960年から青龍社展に出品を開始しました。青龍社解散後は創画会を経て、無所属で作品を発表し続けています。
平松の作品は、岩彩、箔、墨、コラージュなど多彩な技法を駆使し、伝統的な日本画の枠を超えた革新的な表現が特徴です。特に、印象派やジャポニズムからの影響を受けた作品群は国内外で高い評価を受けています。1999年に発表した「印象派・ジャポニズムへの旅」は大きな話題を呼び、2000年から2010年まで『文藝春秋』の表紙画を担当するなど、その活動は多岐にわたります。
教育者としても、多摩美術大学教授や了徳寺大学学長を歴任し、後進の育成に尽力しました。また、映画監督の小栗康平と交友があり、映画『眠る男』（1996年公開、群馬県制作）の制作に絵画担当として参加したことから、1998年に群馬県中之条町に「吾妻美学校」を設立しています。その後、2006年には神奈川県湯河原町の町立湯河原美術館に平松礼二館が設置されました。
受賞歴も豊富で、1979年の第1回中日大賞展大賞、1980年の第2回セントラル日本画大賞展優秀賞、1988年の第1回MOA美術館賞優秀賞、1989年の第10回山種美術館賞展大賞など、多くの賞を受賞しています。さらに、2021年4月にはフランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエを受章し、詩情豊かな作品とモネの作品との絶え間ない対話、そして芸術における日仏間の交流促進への貢献が高く評価されました。
平松礼二の芸術は、伝統と革新を融合させた独自のスタイルであり、日本画の新たな可能性を追求し続けています。
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