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【杉全 直】油彩画 / 抽象絵画 査定 鑑定 買取 致します

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杉全 直
キャンバスに油彩


◎杉全 直の芸術

杉全直(1914-1994)は、東京都出身の洋画家で、日本のシュルレアリスム運動において重要な役割を果たしました。彼は東京美術学校(現・東京芸術大学)で学び、1939年に福沢一郎らとともに「美術文化協会」を創設し、前衛的な活動を展開しました。当初はシュルレアリスムに影響を受けた作品を制作していましたが、1950年代以降、抽象表現主義へと作風を変化させ、さらにコラージュや立体作品にも取り組むなど、多様な表現方法を探求し続けました。

杉全の初期作品は、夢や無意識を描いたシュルレアリスム的なものであり、戦後の混乱期においても独自の視点を持ち続けました。しかし、1950年代に入ると、より抽象的な形態へと移行し、特に「亀甲形」や幾何学的な形状を作品に取り入れた「きっこう」シリーズが知られています。この時期の作品は、日本国内外の展覧会で高い評価を受け、1960年には「日本国際美術展」で鎌倉近代美術館賞、1961年にはブリヂストン美術館賞を受賞しています。

杉全の表現方法は、1960年代以降さらに多様化し、絵画だけでなく立体作品やコラージュにも取り組みました。彼は「行為」としての絵画に注目し、絵具の物質的な性質を最大限に活用した独自の抽象表現を確立していきました。また、1980年代には再び具象的な絵画に回帰し、絵具のテクスチャや物質感を重視した作品を制作しました。

彼は教育者としても大きな役割を果たし、多摩美術大学や東京芸術大学で教授を務め、多くの若いアーティストを育成しました。彼の教え子の中には、現在の日本のアートシーンで活躍している著名なアーティストも多く存在します。

杉全直の芸術は、戦前から戦後にかけての日本の美術界に大きな影響を与え、特に抽象表現主義や前衛美術の発展に貢献しました。その作品は国内外の美術館に収蔵され、今日でも多くの展覧会で展示されています。

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