【菊畑茂久馬】 絵画 ミックスドメディア 査定 鑑定 買取 致します
菊畑 茂久馬
キャンバスにミックストメディア
◎菊畑 茂久馬の芸術
菊畑茂久馬(1935年–2020年)は、長崎県出身の画家であり、戦後日本の前衛美術を牽引した代表的な芸術家です。特に、1957年に結成された前衛美術集団「九州派」の一員として名を馳せ、既成の美術界に異議を唱える「反芸術」を掲げた活動で注目されました。九州派は公募展を中心とする東京美術界に対する反発を象徴しており、労働運動と連動しながら独自の芸術活動を展開しました。
菊畑の作品は、抽象と具象を行き来しながら、常に「絵画とは何か」を問い続けるものでした。彼の代表作である「天動説」シリーズ(1983年)は、16点から成る大作で、物質と絵画の相克を描き出しています。重たいグレーの背景に縦や斜めの棒が埋め込まれた独特の構図が特徴で、物質の存在感を強く押し出しながらも、その存在が絵画の中で抑圧されている様子を表現しています。
また、彼の作品は炭鉱画家・山本作兵衛や藤田嗣治らの影響を受け、戦争と芸術との関係についても深く探求されました。著書『フジタよ眠れ 絵描きと戦争』(1978年)や『天皇の美術-近代思想と戦争画』(1978年)では、戦争画に対する批判的な視点を提示しています。
晩年には、色彩の幅を広げ、青や赤を基調とした「月光」や「天河」といったシリーズを発表し、新たな境地を開拓しました。「天河」では鮮やかな赤が使用され、彼の初期作品である「奴隷系図」にも回帰したともいわれています。
菊畑は生涯にわたり、絵画を通じて現代社会や歴史と対峙し続け、その作品は今もなお、多くの人々に影響を与えています。彼の作品は福岡市美術館や長崎県美術館などで多数所蔵されており、2020年の没後も回顧展が開催されるなど、現代美術史における重要な位置を占めています
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