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【藤井勉】油彩画 「窓辺にて」 査定 鑑定 買取 致します

藤井 勉
窓辺にて
キャンバスに油彩
45.5×38.0cm (F8号)


◎藤井 勉の芸術

藤井勉(1948-2017)は、秋田県仙北郡仙南村(現・美郷町)出身の日本の洋画家で、愛娘たちの成長や東北の大自然をモチーフにした作品で知られています。彼は岩手大学特設美術科を卒業し、シェル美術賞展や昭和会展での受賞を機に画家としてのキャリアを本格的にスタートさせました。1983年には安井賞展で佳作賞を受賞し、その後も多くの展覧会で作品を発表し続けました。

藤井の作品の特徴は、精緻で詩的な描写にあります。特に愛娘たちを描いた肖像画が有名で、父親としての愛情が深く反映された繊細な表現が高く評価されています。彼は細密な描写によって、成長する娘たちの姿を静かに描き出し、その透明感のある作品は見る者に深い感動を与えます。また、彼の作品には自然や四季の移ろいが多く描かれ、岩手県の小岩井農場近くで家族とともに暮らした日々の中で感じた大自然の息吹を絵画に反映しています。

藤井は、その美しい自然や家族への思いをテーマに、油彩やリトグラフを制作し続けました。1991年にはリトグラフ手彩色30点を制作し、これらの作品は国内外の展覧会で注目を集めました。彼の作品は、主に静謐な自然の風景や娘たちの姿を通じて、深い人間愛と自然との共生を表現しており、多くの観客を魅了してきました。

また、藤井はさまざまな著名な画家とのコラボレーション展を行い、上村淳之や森田りえ子との二人展など、著名な日本画家たちと共に展示活動を続けました。彼の画業は2017年の逝去後も高く評価され続けており、家族をテーマにした展覧会や回顧展が定期的に開催されています。2018年にはサトエ記念21世紀美術館で「藤井勉展 ~家族の肖像・画家への追想~」が開催され、彼の作品が改めて多くの観客の心を捉えました。

藤井勉は東北の風景を描き続け、愛情を込めて家族や自然を描写することで、その作品は詩的で透明感に満ちた世界を表現しています。彼の作品には、自然の美しさと人間の深い感情が織り交ぜられ、静けさの中にある力強さが感じられるのが特徴です​。


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