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【国吉康雄】デッサン / 紙に鉛筆
35.3×42.8cm 「ウエスタン・ストリート」 査定 鑑定 買取 致します


Title: Western Street , 1941 Medium: graphite on paper Size: 27.9 x 39.7 in. (70.9 x 100.8 cm.) 紙に鉛筆
35.3×42.8cm
Smithsonian American Art Museum artwork ID: 14109 Edit this at Wikidata

◎国吉 康雄の芸術

国吉康雄(1889年-1953年)は、岡山県生まれで、20世紀前半にアメリカで活躍した日本人画家です。彼は16歳でアメリカに移民し、ニューヨークを拠点に活動を続け、アメリカのモダニズム運動に大きな影響を与えました。初期には労働移民として過酷な生活を送りましたが、やがて絵画の才能を見出され、ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグなどで美術を学びました。この学校での経験を通じて、彼はアメリカの芸術シーンにおいて確固たる地位を築き、1920年代には幻想的な表現主義の作風で注目を集めました。

国吉はアメリカと日本の文化を融合させた作品を制作し、特にサーカスや女性を題材にした作品で知られています。彼の作品には、東洋と西洋の美術が絶妙に融合した独特のスタイルが見られ、アメリカの画壇でも高く評価されました。1929年には、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の「19人の現代アメリカ画家展」に選出され、以後も多くの展覧会でその名を知られるようになりました。

国吉の作品には、アメリカの移民としての生活や個人的な葛藤が反映されており、特に第二次世界大戦中には、日系アメリカ人としてのアイデンティティとアメリカ社会における立場に悩みました。戦争中は、敵国人として扱われたにもかかわらず、アメリカ戦争情報局のために反日プロパガンダのポスター制作にも協力しました。

戦後は、アメリカ最大の芸術団体であるアメリカ芸術家組合の初代会長として、画家だけでなく教師や社会活動家としても活躍しました。1952年には、アメリカの美術館館長らの投票で「現代アメリカを代表する10人の画家」に選ばれ、ホイットニー美術館で生存する画家として初の回顧展が開かれるなど、彼の功績は非常に大きなものでした。

1953年に国吉は胃がんで亡くなりますが、その影響力は今も続いており、アメリカの美術史において重要な位置を占める日本人画家の一人とされています。彼の作品は現在も世界各地の美術館で展示され、そのユニークな視点と異文化融合の芸術は多くの人々に影響を与え続けています。

国吉康雄

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