【ジャン・フサロ】 油彩画 査定 鑑定 買取 致します
ジャン・フサロ
キャンバスに油彩
◎ジャン・フサロの芸術
ジャン・フサロ(Jean Fusaro, 1925年生まれ)は、フランスの画家で、リヨン美術学校で学んだ後、1948年に仲間たちと共に「サンジズム(Sanzisme)」という芸術運動を創始しました。この運動は、既存の芸術様式、特に印象派やキュビズムからの解放を目指し、より自由で直感的な表現を追求したものでした。フサロはその中で、フランスの風景や都市の街並みを題材に、柔らかいタッチと洗練された色彩を用いて描きました。彼の作品には、特にブルーやグリーンの微妙な階調が特徴的で、「フサロブルー」と呼ばれる独特の色調が多く見られます。
フサロは、1940年代から1950年代にかけて数々の展覧会で注目を集め、1953年にはフェネオン賞を、1957年にはマルセイユ市から賞を受けるなど、評価を得ていきました。彼の作品は、パリ市立近代美術館やリヨン美術館をはじめ、日本の山形美術館など、国内外の多くの美術館に収蔵されています。また、モザイク壁画や教会の壁画制作にも携わり、リヨン近郊のサン・ジャック・デザレ教会の壁画がその代表的な作品の一つです。
フサロの作風は、具象的な風景や人物を描きながらも、空間の広がりや光を強調した夢幻的な表現が特徴です。彼の絵画には、詩的なリズムが感じられ、特にフランス南部の風景や都市の活気ある光景を洗練された色彩で描いています。彼は晩年まで精力的に活動し、2017年にはフランス政府よりレジオンドヌール勲章を受け、その功績が広く認められました。
◎「サンジズム(Sanzisme)」
「サンジズム(Sanzisme)」は、1948年にフランスのリヨンを中心にジャン・フサロ、アンドレ・コタボ、ジャック・トリュフェミュスなどによって創設された芸術運動です。サンジズムという名称は、既存の芸術運動やスタイルからの解放を意味し、フランス語で「sans」(〜なし)という言葉に由来しています。この運動は、印象派やキュビズムなどの伝統的な様式から離れ、自由で直感的な表現を追求しました。
サンジズムの特徴は、具象的な要素を残しながらも、色彩の自由さと表現の即興性を重視する点にあります。彼らの作品は、風景や日常の情景を描きつつ、柔らかな色調や躍動感のある筆遣いで詩的な空間を作り出しました。また、この運動の画家たちは、光の表現に強くこだわり、特にフサロの作品では「フサロブルー」と呼ばれる独特の色合いが広く認識されています。
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