【藤松博】 油彩画 査定 鑑定 買取 致します
藤松 博
キャンバスに油彩
52×39.5cm
◎藤松博の芸術
藤松博（ふじまつ ひろし、1922年 - 1996年）は、長野県に生まれ、戦後日本の洋画界で重要な役割を果たした画家です。彼は1949年から「読売アンデパンダン展」に連続出品し、瀧口修造をはじめとする多くの批評家から高い評価を受けました。1959年から約2年半ニューヨークに滞在し、その間に「ひとがた」や「旅人」シリーズなど、独自のスタイルを確立しました。
彼の作品は、煤や型紙を使った表現や繊細な素描によって“光と影”を追求しており、特に「羅針盤」や「旅人」などが代表作です。また、保守的な美術団体には属さず、出版文化や美術評論家とのつながりを深めた点も特筆すべき点です。
藤松の作品は、松本市美術館や他の多くの美術館に収蔵されており、彼の初の回顧展は松本市美術館で開催されました。ここでは、油彩、水彩、版画など180点が展示され、彼の画業を総括するものとなりました。
彼の生涯を通じた画業は、日本の戦後美術の一断面を浮き彫りにし、今もなお多くの美術愛好家に影響を与え続けています。藤松博の作品は、繊細かつ力強い表現で人々を魅了し、その遺産は現在も広く評価されています。
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