【小野竹喬】 掛け軸 / 絹本・彩色 査定 鑑定 買取 致します
小野 竹喬
絹本・彩色 27.5×26.5cm、掛け軸
◎ 小野竹喬の芸術
小野竹喬(おの ちっきょう、1889年 - 1979年)は、近現代日本画を代表する画家です。岡山県笠岡市に生まれ、14歳で上京して竹内栖鳳に師事しました。彼の画業は75年にわたり、日本の自然の美しさを描き続けました。
竹喬の初期作品は写実的な表現に焦点を当て、西洋絵画の影響を強く受けていました。1903年から竹内栖鳳のもとで学び、西洋近代絵画の技法を取り入れた作品を制作しました。しかし、1921年にヨーロッパを訪れた後、東洋絵画の線描と淡彩による表現に傾倒し始めました。この経験は彼の画風に大きな転機をもたらし、線と色彩の調和を追求する新しいスタイルを確立しました。
1939年頃から竹喬の作品には明るく柔らかな色彩が多用されるようになり、大和絵の影響を受けた象徴的で装飾的な表現が特徴となりました。特に「樹間の茜」や「奥の細道句抄絵」などの作品では、自然との対話を通じて得られる静寂と深い感動が描かれています。
竹喬は1947年に京都市美術専門学校の教授に就任し、その後も京都市立芸術大学で教鞭を執りました。彼は1950年代以降も日本画壇の重鎮として活躍し、1976年には文化勲章を受章しました。
竹喬の代表作には、「波切村」(1918年)、「波濤」(1927年)、「奥入瀬の渓流」(1951年)、および「奥の細道句抄絵」(1976年)などがあり、これらの作品は東京国立近代美術館や笠岡市立竹喬美術館などに所蔵されています。彼の作品は、四季折々の自然の微妙な変化を捉え、日本の風景を豊かな色彩と繊細な筆致で描写しています。
竹喬の芸術は、彼の温厚で誠実な人柄を反映したものであり、その清らかで温かい世界観は多くの人々に愛され続けています。彼の作品は日本の美術史において重要な位置を占め、その影響は今なお多くの画家たちに受け継がれています。
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