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【赤松麟作】 油彩 など 査定 鑑定 買取 致します
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◎赤松麟作の芸術
赤松麟作(1878年1月20日または10月11日生まれ、1953年11月24日没)は、明治から昭和にかけて活躍した日本の洋画家であり、教育者でもありました。岡山県津山市に生まれ、5歳のときに家族とともに大阪へ移住しました。大阪では、父が看板制作の仕事をしており、その影響で幼少期から絵画に親しみました。
1893年、15歳で大阪の洋画家・山内愚僊の内弟子となり、油絵の基礎を学びました。その後、1897年に東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋画科に入学し、黒田清輝に師事しました。在学中から白馬会展に作品を出品し、1899年には通常4年の課程を2年半で繰り上げ卒業するなど、その才能が早くから認められていました。
卒業後、三重県津市の第一中学校で美術教師として勤務しました。この時期、1901年に第6回白馬会展に出品した「夜汽車」が白馬会賞を受賞し、画壇での注目を集めました。この作品は、汽車内の庶民の様子を生き生きと描写したもので、現在は東京藝術大学に所蔵されています。
1904年、大阪朝日新聞社に挿絵画家として入社し、新聞の挿絵や風刺画を手掛けました。しかし、写真技術の進歩により挿絵の需要が減少したため、1915年に退社し、画家としての創作活動に専念することを決意しました。
その後、大阪・梅田に「赤松洋画塾」を開設し、後進の育成に力を注ぎました。1926年には心斎橋の丹平ハウスに「赤松洋画研究所」を設立し、関西の洋画界の発展に大きく貢献しました。この研究所では、佐伯祐三など多くの才能ある画家が育ちました。
赤松の作品は、外光派(印象派)の影響を受けた明るい色調と確かな描写力が特徴で、風景画や人物画、静物画など多岐にわたります。特に「人物の赤松」と称されるほど、人物画に定評がありました。また、1948年には大阪府から文芸賞を受賞し、その功績が讃えられました。
晩年まで創作活動を続け、1953年に大阪市天王寺区の自宅で逝去しました。彼の作品は現在、岡山県立美術館や東京藝術大学美術館などに所蔵されており、2020年には岡山県立美術館で「赤松麟作展」が開催され、その業績が再評価されています。
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