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【牧進】 日本画 鑑定 買取 致します

『牧進展 画業50年 春夏秋冬 日本の美を描く』は、2007年にNHKきんきメディアプランが編集・発行した展覧会図録です。この図録は、日本画家・牧進氏の画業50周年を記念して開催された展覧会に合わせて制作されました。内容は、四季折々の日本の美を描いた牧氏の代表作や新作を多数収録しており、彼の繊細で豊かな色彩感覚と自然観察に基づく作品世界を堪能できる構成となっています。

◎牧進の日本画

牧進(まき すすむ、1936年生まれ)は、日本の日本画家であり、東京都豊島区出身です。13歳の頃から父の手伝いでビラ描きを始め、その傍らで日本画の指導を受けました。1952年、16歳で川端龍子の内弟子となり、5年間にわたり絵の具を使わず、庭の草花のスケッチに専念する厳しい修行を積みました。

1957年、青龍社第29回展に「白薔薇」を出品し、初入選を果たしました。その後も青龍社の展覧会で作品を発表し、1965年には「秋色」を出品して社友となりました。しかし、1966年に師である川端龍子が逝去し、青龍社は解散しました。これを機に、牧進は無所属での活動を決意し、個展を中心に作品を発表していく道を選びました。

彼の作品は、日本の四季折々の美しさを描いた風景画が中心であり、特に花鳥画や風景画で知られています。その画風は、師である川端龍子の影響を受けつつも、独自の美意識と技法を確立しています。また、海外との文化交流にも積極的で、外務省の依頼により「牡丹」や「菖蒲」などの作品を制作し、フィリピン政府やマレーシア政府に寄贈しました。これらの功績により、外務大臣表彰を受けています。

さらに、彼の作品は国内外の美術館や公共施設にも多数収蔵されています。例えば、東京都小平市役所の壁画「樹下喜憂」や、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学の壁画「梅紅白」などが挙げられます。また、伊勢神宮の神楽殿には「淑気」を奉納し、池上本門寺霊寳殿の壁画「煌櫻」も手掛けています。

彼の作品は、国内外で高く評価されており、数多くの展覧会で展示されています。特に、1988年には川端康成没後15周年を記念して「川端文学を描く牧進展」が日本橋三越本店で開催されました。また、2007年には画業50周年を記念した「牧進展~日本の美を描く~」が福岡三越などで開催され、多くの観客を魅了しました。

彼の作品は、伝統的な日本画の技法を継承しつつも、現代的な感性を取り入れた独自の表現が特徴です。そのため、幅広い世代から支持を受けており、現代日本画の第一人者としての地位を確立しています。また、2019年には旭日双光章を受章し、その功績が正式に認められました。


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