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【向井久万
】日本画 / 紙本・彩色「牡丹
」 査定 鑑定 買取 致します


向井 久万

牡丹

紙本・彩色

45×52cm


◎向井久万
の芸術

向井久万(1908年-1987年)は、大阪府泉佐野市出身の日本画家で、人体描写や花鳥画、仏画を中心に独自の世界を築いた芸術家です。京都高等工芸学校図案科を卒業後、日本画の巨匠・西山翠嶂に師事し、京都画壇で才能を開花させました。戦後、彼は上村松篁や山本丘人らと共に「創造美術」を結成し、戦後日本画の新たな潮流を形成する重要な役割を果たしました。

向井久万の作品の特徴は、人体(裸婦)をテーマにした作品が多く、繊細な線描と大胆な構図で人間の肉体美を表現しています。特に、1956年に制作された「裸婦群像」は、彼の代表作の一つであり、紙本著色の技法を用いた迫力ある大作です。彼はこのテーマに生涯をかけて取り組み、その追求の結果として、晩年には人体の延長として仏画にも関心を持つようになり、准胝仏母(じゅんでいぶつぼ)などの仏画作品を数多く残しました。

彼の作品は、非常に美しい色彩と細やかな筆遣いで描かれ、これにより日本画の新しい表現の可能性を開拓しました。特に晩年には、仏教的な題材を扱う作品が増え、静謐な雰囲気と深い精神性が漂う作品群を生み出しています。1976年の「准胝仏母」や1982年の「観音」などは、その精神的な深みが感じられる作品であり、多くの鑑賞者に感銘を与えました。

向井の作品は、美術館や個人コレクションに広く収蔵されており、泉佐野市の歴史館などでは、彼の代表作が定期的に展示されています。また、彼の作品は日本国内だけでなく、海外でも高く評価され、晩年まで活発に創作活動を続けました。彼の作品は、現代の日本画においても新たな表現の可能性を示すものとして、その意義は今なお大きいとされています。

裸婦群像 1956年 歴史館いずみさの所蔵

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