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「読んだら忘れない読書術」

「読んだら忘れない読書術」(著者:樺沢紫苑)を読了。

本を読んだ後に頭に内容が残っていないということが多く、著書名に惹かれて購入したものの、期待以上の内容だった。

その中で一番印象に残った表現は、「ライバル達に先んじるためには、頭の中に(料理の鉄人の)キッチンスタジアムを作っておく必要がある」というもの。

料理の鉄人を見た人はわかるかもしれないが、キッチンスタジアムには、質の良い肉、魚、野菜、調理器具が最初から用意されており、限られた時間で、料理人たちは自慢の腕を振るって味を競うことができる。

もし、そういった食材等が用意されていなければ、買い出しから始めなければならず、時間内に美味しい料理を作ることは叶わない。

これはトレードや仕事にも同じことが言えて、限られた時間の中で最高のアウトプットを出すためには、頭の中に最高のキッチンスタジアムを作る必要があるということ。当たり前のことだけど、最高のアウトプットをするためにはインプットをし続けること(本を読むこと、勉強を続けること)は重要だと再認識。

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本書の中のキーワードは、「アウトプット」と「隙間時間」。記憶に定着させるためにはこの二つを意識する。

<アウトプット>

・まず、1週間に3回アウトプットすると記憶に定着する。最初のインプットから7~10日以内に3、4回アウトプットする。

・具体的には、①読むときに気づきを得られた部分にマーカーで引く、書き込みしながら読む(脳の使う領域的にこれもアウトプットの一種)、②内容を人に話したり、SNSへ投稿したりする。これをするだけで脳への定着が全然違う。

<隙間時間>

・隙間時間に本を読む。電車でスマホを触るのは最大の時間の無駄。人生の一割に相当する時間を浪費に使う?自己投資に使う?これで人生が変わる。

・隙間時間に読むのは効率的。集中して読める。

<読書のメリット>

・情報ではなく、著者によって結晶化された知識を習得できる。

・他者の経験、知識を学ぶことで、時間を節約でき、自分の将来の選択肢、すなわち自分の可能性を広げることができる。

<その他>

・本を読んだ、とは本の内容を説明でき、本の内容を議論できるということ。

・ライバルたちに先んじるためには、頭のなかにキッチンスタジアムを作る必要がある。










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