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純粋な少年心でポケモンの映画が見れなくなっていた

久々にポケモンの映画を見ることに。上映中考えることが多すぎて、ただ純粋に「ポケモン」を見ていなかった気がする。

圧倒的な自然と人間がテーマの最新作のポケモン映画。ポケモンに育てられた人間が活躍する。

ポケモンに育てられた人間は「ポケモンなのか人間なのか?」の選択に迫られる。なんとなく白黒付けたくなるから「ポケモンじゃないか?」「やっぱ人間だよ!」みたいに10年前の自分なら考えていたと思う。

今となっては「お前はポケモンであり人間だよ!」と心のなかで唱えていた。二者択一に縛られない東洋的な柔軟さが大事だよなとか思いながら。

ポケモンと人間、人間による自然の破壊、自然の再生力などはこのご時世だからこそ響くものがある。主役のザルードは、最終的には森のポケモンを束ねる太陽神のようで、大地と太陽の不可分さを感じる。

個人的にセレビィの登場シーンでグッときた。平和の象徴であるセレビィは、現代でいう何に当たるんだろうかと真剣に考えていた。

映画館で見ている小学生くらいの子どもたちは何を考えて見ているのだろう。ポケモンの死には涙をし、笑う場面では大笑いし、ピカチュウには「かわいい!」と叫べる。ピカチュウにかわいいと叫び続けよう!


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