新潟シティマラソン2024
新潟シティマラソン、無事完走できました!
走ってみての一番の印象は、酒田つや姫マラソンにめっちゃ似ているという事です。
新潟市と酒田市とで街の規模は違いますが、大きなクルーズ船が停泊できるような港を有する港町であり、日本海へと注ぐ信濃川の河口沿いの道を走っていると、最上川の河口付近や酒田北港の埠頭沿いを走っているような既視感があり、つや姫マラソンのフルバージョンがあったらきっとこんな感じなんだろうなと思いました。
大会当日の10/13は天気良すぎるくらいで、澄んだ空気と雲ひとつないような空の下、日本海の沿道の彼方には佐渡島が浮かび上がるように見えてめっちゃ綺麗でした。
アルビレックス新潟の本拠地であるデンカビックスワンスタジアムをスタートしたのち新潟市街地を駆け抜け、海沿いを延々と続く新潟海岸道路をひた走るようなコース構成も酒田つや姫マラソンをスケールアップしたように感じられて、そういや初めてエントリーしたマラソン大会が酒田つや姫マラソンで、その時は21kmが途方もない長さに感じられましたが、今酒田市をスケールアップしたような街で42.195kmにチャレンジしてるって思うとちょっと胸アツでした。
日本海沿いに点在するそこそこの規模の港町に共通する特徴なのかわかりませんが、海のそばに丘陵地帯が広がっていてそこには防砂林があり、普段は静かな林道の側に斎場がある、みたいなところも酒田っぽくて、ちょうど酒田つや姫マラソンのスタート地点でもある光ヶ丘陸上競技場の辺りの林道を走っているような既視感がハンパなかったです。
ところで新潟駅からちょっと歩いたところの信濃川の河口沿いの街並みって昔ながらの港町の雰囲気が色濃く残っていて、酒田市でいうところの柳小路っぽいというか、なかでも沼垂テラス商店街というエリアは酒田の中通り商店街と雰囲気もちょっと似ていて、散策していて楽しかったです。
もともと古くから湊町として栄えていたエリアらしく、味噌や酒などを北前船で出荷していたところも酒田とよく似ていて、酒田をよく知る人には何か直感に訴えかけてくるような特徴が街の至る所に散りばめられているような印象です。
今でも発酵食品の蔵元が集まっているエリアだそうで、そういや地ビールが楽しめるバーなんかも見かけました。
酒田の中通りや柳小路の界隈もそうですが、かつての賑わいも都市計画の郊外化や高齢化が進む中で失われていく、いわゆるシャッター通りになっていくような過程を近年辿る中で、街に活気を取り戻そうと、この沼垂市場の魅力に気づいた若い人たちがシャッターを下ろした長屋を改装してレトロモダンな商店街へと生まれ変わらせていったところがなんかエモくて共感できました。
自分が生まれ育った街に対する愛着って普遍的なものだし、その土地に暮らしているからこそ気付けたり掘り起こせる魅力がきっとある、みたいなメッセージを商店街自体が発しているようで、自分自身の暮らしの足元を見つめ直すいいきっかけになったような気がします。