うたあつめ 『後始末』

小石松　恋しく待つの　意を込めて

観て聴いて　香りとらえて　味わって　ふれたあなたが　いま、胸に

トクトクと　君をもとめて　ほとばしる　熱き血潮の　潮騒だ

ドクドクと　君を求める　音がする　ぼくの鼓動は　きみを呼ぶ声

毎朝届け　ラブレター　海も赤らむ　ぼくの愛　きみのおひさま　胸にいる

しゃぼん玉　ひとときの夏　ゆらぐ影　たまいろの渦　若く儚く

てをあてて　このむねあてて　つたわって　なにもいらない　きみだけほしい

溢(あふ)れると　溢(こぼ)れるしずく　ひとすじに　むねいっぱいの　あいつたうみず

満ちる月　滴る雫　君真珠　苦痛を包み　光り輝く

乾いてる　君の唇　濡らしたい　忘れてるのは　ぼくのリップ

愛染の　心衣を　脱ぎ捨てて　裸で歩け　たくさん笑え

一雪は　人肌に溶け　一雪は　仲間とコラボ　氷岩と化す